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考案者 黒田マキさん

新聞塗って浮き出る俳句「クロヌリハイク」

2017年4月7日(金)(愛媛新聞)

 

 

 

 

 新聞には俳句が付きもの。愛媛が生んだ俳人正岡子規も明治の新聞「日本」で俳句欄を担当し、たちまち全国から注目を集め人気を博した。今回ご紹介する「クロヌリハイク」は、俳句は俳句でもちょっと違う。新聞に隠されている俳句を埋蔵文化財のごとく発掘して提示しようという試みだ。必要なものは新聞とペンと遊び心だけ。ごしごし紙面を塗りつぶした後に浮かび上がるのは「名句」か、はたまた「迷句」か。さあ、あなたもペイント・イット・ブラック!

 「クロヌリハイク」を考案したのは、黒田マキさんこと杉本恭さん(45)=松山市古川南2丁目。4年前から松山市の俳句雑誌「100年俳句計画」に作品を連載しており、このほど掲載句をまとめた冊子も出版、好評を博している。

 「とにかく自由に、好きなように。新聞から面白い言葉を見つけ出し、どんどん塗りつぶすべし」―という黒田さんの作り方などを紹介する。

 

① 季語を見つける 

 季語は俳句の基本。1面から最終のテレビ面までどこを使ってもオーケー。最初は愛媛新聞「ワイドえひめ」など地域ニュースがお薦め。四季折々の自然や風物詩の話題も多い。「4月」などから始めてもいい。

② 五七五に仕立てる 

 周囲の言葉をつないで俳句にする。一つの記事に限定せず、隣の記事や見出し、イラスト、表など何でも可。文字を横につないだり、写真から拝借したりするのも手。パズルを解く感覚で縦横無尽に探してみよう。

③ 色を塗る

 俳句ができたら、それ以外の紙面を自由に塗りつぶす。俳句を効果的に浮き立たせるのがコツだ。慣れてきたら、句にちなんだデザインやレイアウトにもこだわり個性を出してみよう。

④ 発表する

 句会が俳句の醍醐味(だいごみ)であるように、クロヌリハイクも人に見せて批評してもらうと、より達成感が味わえるはず。友人でも家族でもいい。気に入ってもらえればプレゼントし、アートとして飾ってみてはいかが。

 

【発案者 黒田マキさん 販売店主 遊び心で】

 黒田さんがクロヌリハイクを発案したきっかけは、米国の詩人オースティン・クレオンの著書「クリエイティブの授業」を読んだこと。この中で新聞を塗りつぶして詩編を創作しているのを見て、「これはいける」と思い付いた。

 九州芸術工科大(現九州大)を卒業し、喜劇俳優を志して上京。ラサール石井さんに師事し舞台にも立った。帰郷後は地元テレビ局でレギュラー出演、いまも演劇などの表現活動を続けている。本業は愛媛新聞販売店(エリアサービス石井南)所長で、俳句作りはクロヌリが初めてという。「何事も遊び心が大事。俳句や新聞に気軽に関心をもってもらい親しんでもらうきっかけになれば」と願っている。

 黒田さんの「クロヌリハイク」は「マルコボ.コム」(松山市)から発行、700円(税別)。

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