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親子3人の家族再生

新しい連載小説「雨上がりの川」、7月12日から開始

2017年6月26日(月)(愛媛新聞)

森沢明夫・作オカヤイヅミ・画

森沢明夫・作オカヤイヅミ・画

 生活面でご愛読いただいている木下昌輝・作、遠藤拓人・画「秀吉の活」は7月11日で終了し、12日から森沢明夫・作、オカヤイヅミ・画による長編小説「雨上がりの川」が始まります。川に面したマンションに住む親子3人の絆がほつれ、やがてまた強く結ばれていく、家族再生の話です。ご期待ください。(7月3日付で特集を掲載します)

 【あらすじ】川沿いのマンションに暮らす川合家は3人家族。43歳の淳は業界誌の編集者。同い年の妻、杏子は大学院を卒業後、大手メーカーの先端技術研究室に勤めていたが出産を機に退社。専業主婦となった。一人娘の春香は中学2年生だ。

 中学生になった春香が憧れの軟式テニス部に入部して間もなく、先輩や同級生のいじめの対象になってしまったことから、川合家の歯車は狂い始める。いじめはクラスにも広がり、ある時、春香は顔にけがを負わされてしまう。淳と杏子は娘を守るため、学校には行かなくていいと告げた。

 一方、杏子は娘を救いたいと願うあまりに心のバランスを崩し、スピリチュアルな世界にのめり込んでいく。春香はそれに気づき、自責の念に駆られる。淳は傷ついた春香、奇行を繰り返す妻を救おうとあがくのだが-。

 苦難の生い立ちの霊能者、老いた元心理学者らが登場し、川合家の3人と絡み合う。誰もが心にひっそりと悲しみを抱えながら、互いを思い合うことで事態を好転させる。

 ベランダから見下ろす川は、そんな人間模様を映し出し、ゆったりと流れていく。

 

 【作家の言葉】アインシュタインが娘に宛てた手紙の一節に「愛こそが存在する最大の力」とあったそうですが、この小説でもストレートに「愛」を描くつもりです。崩壊寸前の小さな家族に生じた純粋な「愛」。そのエネルギーの強さを信じて想(おも)いを筆に載せます。小説家になって10年という節目での新聞連載。物語を書く喜びと責任を抱きつつ頑張ります。

 

 【もりさわ・あきお】 1969年千葉県生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て作家に。2006年「ラストサムライ 片目のチャンピオン武田幸三」でミズノスポーツライター優秀賞受賞。日韓でベストセラーとなった「虹の岬の喫茶店」は、吉永小百合主演映画「ふしぎな岬の物語」として公開され、高倉健最後の主演映画の小説版「あなたへ」も話題に。また「きらきら眼鏡」の映画化も決定している。

 

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