ログイン
Myページ

愛媛新聞ONLINE

2017
1213日()

ログイン
Myページ
MENU

バランスと筋力鍛えて転倒予防

四国がんセンターでセミナー、理学療法士が紹介

2017年9月23日(土)(愛媛新聞)

転倒の予防運動などを実演を交えて紹介する明崎禎輝さん。写真は目を開けての片足立ち=13日、松山市南梅本町

転倒の予防運動などを実演を交えて紹介する明崎禎輝さん。写真は目を開けての片足立ち=13日、松山市南梅本町

風船をのせた手を伸ばして戻すバランス運動

風船をのせた手を伸ばして戻すバランス運動

転倒の予防運動などを実演を交えて紹介する明崎禎輝さん。写真は目を開けての片足立ち=13日、松山市南梅本町

転倒の予防運動などを実演を交えて紹介する明崎禎輝さん。写真は目を開けての片足立ち=13日、松山市南梅本町

風船をのせた手を伸ばして戻すバランス運動

風船をのせた手を伸ばして戻すバランス運動

 年齢を重ねると筋肉量が減り、転びやすくなってしまう。寝たきりの原因にもなる転倒の予防をテーマにしたセミナーが13日、松山市南梅本町の四国がんセンターであった。入院患者ら15人が予防運動を実践しながら知識を深めた。

 

 年4回開かれるリハビリテーション講座の一環。同センターの理学療法士明崎禎輝さん(37)が講師を務めた。

 

 転倒は65歳以上の事故のうち6割超を占め、特に寒さで体が動かしづらくなる冬場に増加する。原因には身体・認知機能の低下といった内的要因と、環境による外的要因があり、転ぶと骨折につながりやすく、尻もちをついた時に背骨や手首の骨などを折るケースが多いという。

 

 明崎さんは、転倒のリスクは加齢や運動不足に伴う筋力低下で約5倍に跳ね上がると説明。「入院などで1日安静にしていると筋力は1%落ちるとされる。認知症などの患者をはじめ、過去に転倒経験のある人もリスクは高まる」と述べた。

 

 転びやすいかを調べるには簡単なテストがあるとし、目を開けて片足で立ち、そのままでいられる時間が60代であれば22秒、70代では14秒に満たなければ、転倒の可能性があると解説。予防策として、バランスと筋力を鍛えるトレーニングをそれぞれ実演を交えて紹介した。

 

 例えば背筋を伸ばして椅子に座り、膨らませた風船を片手にのせたまま斜め前にゆっくりと伸ばして戻す運動や、立った状態でつま先とかかとを交互に上げるエクササイズは体のバランスを整えるのに有効。椅子から時間を掛けて立ち上がるトレーニングは週2、3回、疲れを感じる程度に行えば太ももなどが鍛えられ、歩行能力が改善するという。

 

 明崎さんは、転倒を防ぐには環境面からの対策も欠かせないと指摘。自宅ではじゅうたんなどの端に足を引っ掛けたり、敷居などの段差につまずいたりする例が多いため、床の上の物を片付けることなどを呼び掛けた。「注意しすぎても活動量が減り、身体機能の低下により転んでしまう。転ばないための体力づくりと環境への配慮が大切」と語った。

おすすめ記事

<プレスリリース>一覧

愛媛の情報なら、愛媛新聞のアプリ。

欲しい情報をいつでもあなたにお届け!プッシュ通知機能も充実。