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愛媛国体、2位への足跡

11年間の計画、結実 天皇杯42位から躍進

2017年10月12日(木)(愛媛新聞)

男女総合、女子総合ともに過去最高の2位を獲得した愛媛県選手団。総合閉会式は笑顔で入場行進した=10日午後、松山市上野町の県総合運動公園ニンジニアスタジアム

男女総合、女子総合ともに過去最高の2位を獲得した愛媛県選手団。総合閉会式は笑顔で入場行進した=10日午後、松山市上野町の県総合運動公園ニンジニアスタジアム

 

男女総合、女子総合ともに過去最高の2位を獲得した愛媛県選手団。総合閉会式は笑顔で入場行進した=10日午後、松山市上野町の県総合運動公園ニンジニアスタジアム

男女総合、女子総合ともに過去最高の2位を獲得した愛媛県選手団。総合閉会式は笑顔で入場行進した=10日午後、松山市上野町の県総合運動公園ニンジニアスタジアム

 

【「打倒東京」高いハードル】

 10日に閉幕した愛媛国体で、天皇杯(男女総合)、皇后杯(女子総合)ともに過去最高の2位となった愛媛。国体を契機に競技力向上を図ろうと、県は2007年度から11年間の計画で対策に取り組んできた。男女総合得点2395・5点を積み重ねるまでの歩みと成果を振り返る。

 競技力向上基本計画がスタートしたのは07年度。愛媛国体での天皇杯獲得を目標に、準備(07、08年度)、育成(09~11)、充実(12~14)、躍進(15~17)、定着(18~)の5期に分けてジュニア選手の育成や強化合宿の支援、指導者派遣などに取り組んだ。07、08年は42位と停滞したが、20位台が目標だった14年国体では21位に浮上。15年には得点が千点を超え、10位台に食い込んだ。

 躍進期に入り、県は国体上位の競技に強化費を上乗せする成果配分から、全競技団体のニーズや特性に合わせた配分へとシフトチェンジした。開催1年半前には短期集中型で点数が伸びると予想した剣道や空手、馬術などに全国有数の指導者を招いて派遣。今回、剣道が全種別を制すなど成果を挙げた。

 長年の強化や、全競技に出場できる開催県の強みを生かして昨年から864・5点を上積みした愛媛。ただ目標とした2500点には届かず、東京が総合優勝した。過去に天皇杯を獲得した開催県の点数は、14年長崎が2364点、15年和歌山が2257点と今回の愛媛よりも低い。しかし20年五輪へ選手強化を進める東京は、10年から常に2千点以上を維持し、16年には少年種別を中心に前年から得点を500点近く伸ばして2532・5点を獲得していた。

 ふるさと選手やスポーツ専門員制度などで有力選手を確保できる成年と違い、少年は普段の練習環境や試合経験の差が顕著に表れる。愛媛が少年の主力となる選手育成に力を注いだ「ターゲットエージ」の活躍はめざましかったが、成年の競技得点は愛媛が1250・5点で東京を77点上回ったのに対し、少年は745点で東京に200点以上離された。「打倒東京」は地方にとって高いハードルだった。

 「厳しい目標設定だったが、選手は本当によく頑張った。国体での選手育成や強化を今後に生かす方法を競技団体と考えていく」と県国体競技力向上対策課の川田哲也課長。来年の福井国体からは、再び各競技ごとのブロック予選を勝ち抜くことなどが出場条件となる。県は定着期に移る18年以降、20位以内を目標に掲げている。

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