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悲しい教訓 未来に

東日本大震災7年 県内各地、防災への誓い新た

2018年3月12日(月)(愛媛新聞)

被災地の復興を祈り、キャンドルの明かりを見つめる参加者=11日午後7時10分ごろ、八幡浜市沖新田

被災地の復興を祈り、キャンドルの明かりを見つめる参加者=11日午後7時10分ごろ、八幡浜市沖新田

東北の踊りなどに触れ、被災地へ思いを寄せたコンサート=11日夜、松山市一番町3丁目

東北の踊りなどに触れ、被災地へ思いを寄せたコンサート=11日夜、松山市一番町3丁目

石手寺で東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげる県内の避難者ら=11日午後2時45分ごろ、松山市石手2丁目

石手寺で東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげる県内の避難者ら=11日午後2時45分ごろ、松山市石手2丁目

 「3・11を忘れないで」「愛媛でもいざというときの災害に備えて」。1万5千人以上が亡くなり、2千人以上が行方不明となった東日本大震災から7年となった11日。愛媛でもさまざまな追悼行事や防災イベントなどが開かれ、多くの県民が被災地に気持ちを向け、防災に備える重要性を再認識した一日となった。今も県内で暮らしている避難者は犠牲者に鎮魂の祈りをささげる一方、震災の記憶の風化が進む現状を懸念。南海トラフ巨大地震などへの対策を進めるよう強調した。

 

 松山市石手2丁目の石手寺では、県内に避難する被災者ら約30人が地震発生時刻の午後2時46分に黙とう。犠牲となった人々や被災した遠い古里に思いを巡らせ、復興を願った。

 「月日ばかりが流れ、時間に置き去りにされているような感じ。7年がたっても震災前の状態に戻るわけじゃない」。福島県南相馬市から伊予市へ避難している渡部寛志さん(39)は淡々と振り返った。

 今春、いったん南相馬市に戻って震災後初めてとなる米作りに取り組む予定の渡部さん。「納得できる米を作りたい。地元の復興にも携われれば」と顔を上げた。

 

 境内では長女で双海中学1年の生徒(13)らが古里の民謡「相馬盆唄」を披露。参列者を前に東京電力福島第1原発事故を含めた震災の怖さを語り、社会全体で震災の記憶が薄れている現状に危機感を示し「後世に語り伝えていくことが大切なんじゃないか」と訴えた。

 同県双葉町から避難している沢上幸子さん(42)は「元の土地に戻るのか、避難者は今も気持ちが揺れ動き、葛藤している」と被災者の心情を代弁し「災害はいつ起きるか分からない」と南海トラフ地震などへの備えに警鐘を鳴らした。

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