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愛媛県松山市考古館で開催

「四国の彩り」4県の出土品90点展示

2018年5月16日(水)(愛媛新聞)

色をテーマに四国4県の出土品が並ぶ「四国の彩り」の会場=松山市考古館

色をテーマに四国4県の出土品が並ぶ「四国の彩り」の会場=松山市考古館

香川県で出土したトンボ玉。左(複製品)はササン朝ペルシャで製作された可能性が高いという

香川県で出土したトンボ玉。左(複製品)はササン朝ペルシャで製作された可能性が高いという

色をテーマに四国4県の出土品が並ぶ「四国の彩り」の会場=松山市考古館

色をテーマに四国4県の出土品が並ぶ「四国の彩り」の会場=松山市考古館

香川県で出土したトンボ玉。左(複製品)はササン朝ペルシャで製作された可能性が高いという

香川県で出土したトンボ玉。左(複製品)はササン朝ペルシャで製作された可能性が高いという

 色をテーマに四国4県の遺跡から発掘された出土品を展示する「四国の彩り」が愛媛県松山市南斎院町の市考古館で開かれている。朱に染まった土器、青く輝くガラス玉、金色の耳環(じかん)など約90点が並び、各時代の豊かな色彩をイメージさせる。7月8日まで。

 古代人は土や石など自然に存在する色から使い始め、次第に素材に手を加えて多くの色を獲得、意味を与えるようになったという。会場では、縄文時代から近代までの出土品を展示。材質や加工法で異なる色の違いを示し、時代性や地域性について解説している。

 土器や古墳の内部を彩った古代の赤の原料は、石灰岩やチャートに含まれる水銀朱(硫化水銀)やベンガラ(酸化第二鉄)など。徳島県阿南市の若杉山遺跡は全国で唯一、水銀朱を精製していたことが分かっている遺跡で、出土品や精製方法をパネルで解説している。

 異なる色のガラスを溶着させ美しい模様が特徴の丸玉「トンボ玉」も並ぶ。6世紀の品とみられる安造田東3号墳(香川県)のトンボ玉(複製品)は、西アジアのササン朝ペルシャ(226~651年)で作られた可能性が高いとされ、当時の世界の交易範囲を物語っている。松山市から出土した2点のトンボ玉も展示している。

 このほか「四国の色」として、4県がそれぞれ代表的な一色を選び、出土品で示すコーナーも。愛媛は磁器の顔料として使われた「青」を選び、砥部焼や御荘焼などを示している。

 展示は四国の埋蔵文化財センター5団体が毎年合同で開く巡回展「発掘へんろ展」の一環。松山市考古館の吉岡和哉学芸員(43)は「昔の人々の色へのこだわりに思いをはせていただければ」と話した。

 19日午後1時半から、徳島県埋蔵文化財センターの藤川智之課長が「四国の彩り」と題し講演する。無料。

 

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