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暑さの中 泥との戦い

県内豪雨 鬼北・松野でも爪痕 復旧 生徒も手伝い

2018年7月11日(水)(愛媛新聞)

被災した家の復旧に当たる町職員ら=10日午前、鬼北町大宿

被災した家の復旧に当たる町職員ら=10日午前、鬼北町大宿

 愛媛県の南予に甚大な被害をもたらした豪雨は、広見川が流れる鬼北、松野両町にも爪痕を残した。

 10日午前、鬼北町大宿の清水喜久夫さん(72)宅で、町職員を含む約20人が床下の泥をかき出していた。蒸し暑さが増す中での作業。清水さんは「夫婦2人ではどうにもならなんだ」と感謝していた。

 同町では7日朝の大雨で、17カ所に約120世帯が一時避難。断水になったこともあり、8日午後には愛治、三島地区を中心に約260世帯に。町は2カ所に給水タンクを設置したほか、給水車の応援を町外に要請し対応。断水は10日までにほとんど解消した。

 7日に好藤地区の90代女性の安否が不明になり、警察署員や地元消防団員が捜索を続けている。関係者によると女性の自宅近くに側溝があり、豪雨との関連性があるとみられている。三島地区では町道に架かる橋の崩壊で、住民2人が一時孤立した。

 広範な地域が浸水被害を受けた松野町。吉野地区では10日、宇和島東高校の女子ソフトテニス部員8人が練習を返上し、汚れた家具などの撤去作業を手伝った。梅村奈央主将(16)は「脚の長さを超える浸水の跡もあり、びっくりしている。何とか皆さんの役に立ちたい」と床掃除に精を出していた。

 町では7日、勢いが急激に増した広見川に用水路の水が流れ込めず、あふれたことが原因とみられる浸水が頻発。約200世帯が被害を受け、うち約9割が延野々、吉野両地区だった。

 観光面にも影響が。滑床渓谷に向かう県道は途中で数カ所崩落し「現時点では復旧時期を明言できない」(県南予地方局)。延野々にある道の駅「虹の森公園まつの」も7日朝の浸水で休業中。復旧作業が続くが週内の営業再開は難しいという。

 町内の40代男性は「過去最大級の浸水被害」としながらも「南予全体はもっとひどい。とにかく少しでも前に進まなければ」と唇をかみしめた。

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