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愛媛豪雨災害

宇和島の牛鬼まつり、中止決定

2018年7月12日(木)(愛媛新聞)

うわじまガイヤカーニバルの振り付けを練習する学生=6月29日午前、宇和島市伊吹町

うわじまガイヤカーニバルの振り付けを練習する学生=6月29日午前、宇和島市伊吹町

 うわじま牛鬼まつり実行委員会(会長・岡原文彰宇和島市長)は11日、愛媛県宇和島市丸之内1丁目の宇和島商工会館で緊急会合を開き、市内などでの豪雨災害を受け、22日から開催予定の「第52回うわじま牛鬼まつり」を中止すると決めた。実行委によると中止は1967年以来2回目で、自然災害による中止は初めて。

 うわじま牛鬼まつりは毎年7月22~24日、和霊大祭(同23、24日)に合わせ開催する南予最大の夏の祭典。「うわじまガイヤカーニバル」や「親牛鬼パレード」があり、県内外から訪れる大勢の人でにぎわう。

 委員会には約80人が出席した。岡原会長は同市の被災状況を伝えた上で「一度立ち止まり、市が一つになるためにも中止にすべきだと思った」と述べた。出席者から「現場は涙が出るほどひどく、中止は妥当」といった意見や「厄払いなどの意味で縮小してでも行うべきでは」などの意見が出たが、最終的に大きな異論は出ず中止が決定した。

 岡原会長は「長く親しまれてきたまつりが中止となり、皆さまに申し訳なく思う。来年開催できるよう、市として全力で復興に取り組んでいく」と話した。

 和霊神社によると12日に総代が集まり、走り込みなど和霊大祭の神事開催について協議するという。

 

【「被災地を思えば…」 出場予定の短大生複雑】

 うわじま牛鬼まつりの中止が正式に決まり、イベント関係者や参加予定だった市民からは「開催を心待ちにしていたが、災害が起きた状況下では仕方ない」と受け止める声が聞こえた。

 「うわじまガイヤカーニバル」30周年の今年は宇和島青年会議所のメンバーらを中心に、桟敷席の設置や学校単位での参加を呼び掛けるなど準備してきた。

 「やりたい気持ちでいっぱいだけど、自分たちの力ではどうしようもない」。環太平洋大学短期大学部2年の女子学生(19)は、中止の報を受けて複雑な表情を浮かべた。

 女子学生がリーダーを務める同短大部選抜メンバー「凜~リン~」は、カーニバル一般の部で3連覇。今年は例年より早い5月中旬からほぼ毎日、朝練などを繰り返し、一丸となってダンスを磨いてきた。

 同短大部の学生募集は、2019年度以降の停止が決まっていて、今回が1、2年生がそろう最後の大舞台だった。1年の女子学生(19)は「先輩たちと踊りたかったけれど、被災地を思えば仕方ない」。リーダーの女子学生は「『4連覇を期待してるよ』などと声を掛けられていたので、絶対に出て優勝したかった」と残念がりながらも「後輩たちが来年必ずやってくれるはず」と思いを託した。

 学校単位では宇和津小、城東中、宇和島南中等教育学校がエントリーしていた。城東中は10日に衣装のTシャツが完成したばかりだったが、出演は来年に持ち越しに。山本浅幸校長は「苦しんでいる地域のことを思った結果の判断だろう」と理解を示し、8月に祝森地区の納涼祭で踊りを披露できるか検討しているとした。

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