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愛媛豪雨災害

西予野村ダム、説明会に700人参加

2018年8月10日(金)(愛媛新聞)

西日本豪雨時の野村ダムの操作などを説明する国土交通省野村ダム管理所の川西浩二所長=9日午後7時50分ごろ、西予市野村町阿下

西日本豪雨時の野村ダムの操作などを説明する国土交通省野村ダム管理所の川西浩二所長=9日午後7時50分ごろ、西予市野村町阿下

【国交省 流入量予測困難/住民 操作規則間違い】

 西日本豪雨で野村ダムが7月7日朝に異常洪水時防災操作を実施し、西予市野村地域で肱川(宇和川)が氾濫し5人が死亡したのを受け、市と国土交通省野村ダム管理所は9日、同市野村町阿下の野村中学校でダム操作や避難指示に関する初めての住民説明会を開いた。川西浩二管理所長は、市が避難指示を出した午前5時10分の時点では、記録的豪雨を予測できず、事前の放流をさらに増やすなどの操作に反映できなかったとの認識を示した。住民約700人が出席し、説明に納得できないと批判の声が相次いだ。

 

 川西所長は、放流量予測が毎秒約1100トンの状況が続く中、午前6時7分に約1750トンに急上昇した際、市側にすぐ伝えたと説明。「午前2時ごろ流入量がはっきり見えていれば操作のやり方も考えられたが、見えなかった」と振り返り「市への伝え方や避難にどうつながるかなど、さまざまな課題がある」と述べた。一方で最大流入量1942トンに対し最大放流量は1797トンとし「被害軽減に努めた」と理解を求めた。

 1996年に操作規則を従来の大規模洪水想定から中小規模洪水想定に変更した点には、前年に下流の大洲市で大洪水が発生し、当時の規則は500トンまで貯留しないことになっておりそのまま放流したと紹介。「なぜ貯留しないのかとの批判が多く寄せられ、低い流量(300トン)から貯留し、野村地域だけでなく肱川下流一帯であふれないよう設定した」と述べ、変更時には旧野村町の理事者や議会に説明したとした。

 

 管理所側に対し、住民からは「操作規則自体が間違っている」との批判や、「なぜダムが思い切って水を放流して、事前にダム貯水量を減らさなかったのか」との指摘が出た。

 川西所長は「結果として大きな被害が発生したことを重く受け止めなければならない。検証し有効な対策を図る」と表明。四国地方整備局の中岡浩三河川情報管理官は「検証で事前放流拡大や、気象予測精度向上に応じて柔軟な操作が可能かも考える」と話した。

 遺族から放流量予測が急上昇した時点で市民に周知してほしかったとの指摘があり、管家一夫市長は「混乱した状況でそういう判断ができなかった。深くおわび申し上げる」と陳謝した。

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