松山東高
文芸・俳句部に肉薄
2019年3月22日(金)(愛媛新聞ONLINE)
松山東高の高校生記者3人(新2年生)が3月22日、同校の文芸・俳句部を取材しました。同部は2007年、既存の文芸部と俳句部が合体して誕生、俳句甲子園全国大会に多くの部員を送り出してきました。「1日1句」をモットーに、句作りに熱中する部員の素顔に迫りました。
文芸・俳句部には4月から2年生になる3人と、3年生になる5人が所属しています。活動のベースは放課後に作品を持ち寄って開く句会と、年5、6回、松山近郊で行う吟行、校内文芸誌に掲載する作品作り、俳句甲子園を頂点とする各種コンクールへの参加などです。
2018年度はこのほか、学校の創立140周年記念行事として、文化祭のなかで「ミニ俳句甲子園」を開催、東京・開成高と松山西高を招き、ディベートなどを披露したといいます。
高校生記者は部員らが俳句に引かれる理由や、吟行の楽しさ、ディベートの意義などについて次々に質問。部員らは「テレビで見た俳句甲子園に影響を受けた」「屋内でする句作と違って、自然の中だと実感こもった句ができる」「批評やディベートを行うことで、互いの句がさらにいいものに変わっていく。表現の工夫を学べる」などと答えていました。140年記念行事は特別な体験だったらしく、「失敗したらというプレッシャーもあったが、一段と成長できた。名誉に感じた」などの声が上がっていました。
写真担当の記者は、互いの句を披露し合う部員の表情をとらえようとシャッターを切りました。部員らは終始和やかなムードで、高校生らしい笑顔が印象的でした。