2019センバツ出場
松山聖陵高校野球部
2019年3月27日(水)(愛媛新聞)

松山聖陵高校野球部

松山聖陵高校野球部
秋季県大会、四国大会の計8試合でチーム打率3割1分9厘を記録したつなぐ打線が持ち味で、選抜大会出場を控えた沖縄遠征の練習試合では7勝1敗と調子を上げている。
打力アップなどに向け、冬場は力の入りにくい砂浜で約10種類のランニングメニューをこなすなど下半身強化に力を注いだ。リードオフマンながら長打力もある大村の出塁が鍵。中軸は、3番田窪が秋季大会で三塁打3本、二塁打2本と長打数でチームトップの成績を残し、打率も4割に迫る。4番折田は11打点と勝負強さを発揮し、足でも4盗塁と実力を示した。下位打線も川口、岸田らが粘り強いバッティングを見せる。四死球計55個の選球眼の良さも生かしたい。
投手陣は根本、平安山の2本柱。根本は長身を生かした角度のあるストレートが武器で、冬場のトレーニングで体重を増やして球質に磨きをかけた。秋季大会では実力を出し切れなかった分、大舞台での挽回が期待される。平安山は3試合に登板して防御率2・35と安定しており、四国大会準々決勝では13奪三振1失点で完投し自信を深めた。137キロの直球に加え、制球力の増した切れのあるスライダーを武器に打ち取る。後続には豊富な球種を持つ高松、コントロールの良い佐野が控える。
春夏通じて3度目の挑戦となる甲子園初勝利に向け、根本主将は「自分たちの持ち味である打撃を生かしたい」と力を込めている。
位置 氏名 学年 投打 身長 体重 出身中
投 ◎根本 大蓮 ③ 右右 188 84 拓南
捕 岸田 明翔 ② 右右 173 80 芝谷(大阪)
一 大村 侑希 ③ 右右 185 85 雄新
二 後藤 響 ③ 右右 167 59 雄新
三 坂本 幸成 ② 右左 170 74 港南
遊 田窪 琉風 ③ 右右 166 58 名護(沖縄)
左 新城健太朗 ③ 右右 175 83 浦添(沖縄)
中 折田 玲 ③ 右左 170 64 西落合(兵庫)
右 川口 端午 ② 右左 173 70 高槻第六(大阪)
補欠 平安山 陽 ② 右右 176 72 大宮(沖縄)
〃 佐野 幸輝 ③ 右右 170 70 梶(大阪)
〃 小川 諒大 ② 右右 168 67 岩倉(愛知)
〃 高松 亨有 ② 右右 173 70 精華西(京都)
〃 渡部 龍弥 ③ 右左 172 66 松山西
〃 宮川 清次 ③ 右右 173 71 西宇治(京都)
〃 湧川 輝星 ③ 右右 166 62 小禄(沖縄)
〃 市川 尚樹 ③ 右左 172 60 高浜
〃 秀平 琉晟 ③ 右右 165 53 如是(大阪)
スコアラー
長尾 侑馬 ② 香東(香川)
部長 高橋 慎吾
監督 中本 恭平
(◎印は主将、学年は新学年)