野村高
高校生記者 国体の相撲監督 対話を重視
2019年9月2日(月)(愛媛新聞ONLINE)
国体相撲少年の愛媛選抜は2016年の「いわて国体」の団体で準優勝したのを始め、15年から4年連続で団体、個人で入賞を果たしています。野村高校相撲部顧問の鎌谷健太郎教諭(32)は13年から2年間、コーチとして国体に帯同し、15年からは監督としてチームを率いています。同校の高校生記者が9月2日、指揮官の指導方針や国体に臨む思いなどを探りました。
取材は情報ビジネス部の2年生男子3人が担当しました。愛媛新聞社の講師と質問項目などを確認した後、校内にある相撲道場に向かいました。
鎌谷教諭は同校のOBです。進学した中央大時代、東日本学生体重別135キロ未満で5位に入賞。国体には高校時代に3度、社会人になって3度の通算6度出場しています。
指導方針は「対話重視」。「一方的な押しつけにならないよう、選手自身が考えることを意識している」と話していました。
チームは7人登録で3年生4人、2年生3人の構成。野村高からは1人がメンバー入りしています。
国体に向け毎年、県内外で強化合宿を実施。今年も夏の全国総体優勝の熊本・文徳高と合宿で対戦するなどし、メンバーは自信をつけているそうです。
国体での目標は団体で5位以上です。鎌谷教諭は高校生記者のインタビューに「個人も連続入賞しており、先輩に続いてほしい。飛び抜けた選手はいないものの、それぞれが競い合ってレベルアップしている。総合力で勝負したい」と力強く答えていました。
カメラ担当はまわし姿で同校の相撲部員を指導する鎌谷教諭に密着しました。粘り強くシャッターを押し続け、ぶつかり稽古で部員に胸を貸す迫力ある一コマをものにしました。
記事は9月下旬の特集面に掲載予定です。