北宇和高
女子ソフトテニス部 「元気、楽しく」の精神継承
2019年10月10日(木)(愛媛新聞ONLINE)
北宇和高校の女子ソフトテニス部は2017年4月、1年生5人で活動を再開しました。それから2年後、今年の県総体の団体でベスト4入り。準決勝で優勝した今治北高に敗れたものの、四国大会にコマを進めました。新チームに切り替わり、部員は新たな歴史を刻もうと練習に取り組んでいます。同校の高校生記者が10月10日、新旧主将や指揮官にインタビューし、競技にかける思いなどを探りました。
取材は地方創生・広報委員会の女子3年の1人が担当しました。ソフトテニス部所属の四国大会出場メンバーで、部の復活にかかわった当事者の1人です。本記、目線の執筆と写真撮影の1人三役をこなします。
3年生が入学時、ソフトテニス部は部員がゼロで休部の状態でした。同好会として活動する中、保護者らの協力を得ながら復活に向けた運動をしてその年の秋に部に昇格しました。
新チームは1年生2人、2年生6人。9月の県新人大会地区予選で敗戦をバネに、活動に力を入れています。
井上笑吏奈監督(24)のモットーは「コミュニケーションの重視」。部員との会話を多くし、それぞれが責任感を持って活動するよう指導。いい雰囲気でゲームをし、みんなで声を出して応援できるチームをめざしているそうです。
前主将の山下胡桃さん(17)は「先輩がいなくてしんどいこともあった。そこで『勝つぞ』という気持ちで試合も応援も元気よく、楽しくやってきた。苦しい練習を乗り越えれば結果はついてくる」とエールを送る。
チームの合言葉は「団体、個人で県総体出場」。新主将の2年善家歌梨さん(17)は「3年生がいたときは、声が出て楽しくプレーできた。それを見習い1人1人が強くなって目標を実現したい」と答えていました。
写真撮影では、講師のアドバイスを受けながらボレーの練習に励む部員を追ってシャッターを押し続けました。