発信!北宇和高校生記者
女子ソフトテニス部 再出発 2年で県4強
2019年10月27日(日)(愛媛新聞)



全員で声を出しながらボレーの練習に励む北宇和高の女子ソフトテニス部員

全員で声を出しながらボレーの練習に励む北宇和高の女子ソフトテニス部員
北宇和高校女子ソフトテニス部は2017年春、1年生5人で活動を再開した。それから2年後、今年の県総体団体でベスト4入り。準決勝で、優勝した今治北高に敗れたものの、四国大会にこまを進めた。新チームに切り替わり、部員は新たな歴史を刻もうと練習に取り組んでいる。
3年生が入学時、部員はゼロで休部の状態。同好会として活動する中、保護者らの協力を得ながら復活に向けた運動をし、その年の秋に部に昇格した。
新チームは1年生2人、2年生6人でスタート。9月の県新人大会地区予選での敗退をバネに、活動に力を入れている。
練習は放課後3時間、休日は午前8時から4時間ほど費やす。ミスに対して責任を持つよう、体幹トレーニングを課すなど工夫。声を出すことで、いい雰囲気で試合に臨めるようにもしている。
スローガンは「どこにも負けない明るさと元気」。井上笑吏奈監督(24)は「部員一人一人とコミュニケーションをとり、責任感を持ってもらうようにしている」と指導方針を説明する。
校内の専用コート。ボレーの練習中も元気いっぱいの声が響く。互いにアドバイスしながら個々のスキルアップを図る。
前主将の3年山下胡桃さん(17)は「勝つぞという強い気持ち、部を復活させたパワーや元気を引き継ぎ、勝ち進めるチームになってほしい」と期待する。
チームの合言葉は「(団体、個人)県総体出場」。現主将の2年善家歌梨さん(17)は「全員が技術を高め、目標を達成したい。誰からも応援されるチームになりたい」と誓っている。


【目線】
【地方創生・広報委員会】
部員一人一人が声を出して頑張る姿から、強くなりたいという思いが伝わってきた。一丸となり団体、個人ともに県総体出場の目標を達成してほしい。先輩の一人として、楽しみにしている。(O)
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タイトルカットは松山南高砥部分校デザイン科制作。高校生記者の活動は愛顔(えがお)スポーツ応援アプリ(愛媛新聞ONLINEアプリ)で随時更新。