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茨城国体優勝者インタビュー

アーチェリー少年女子 勝本由奈、舟見舞姫、小原佳子

2019年11月26日(火)(愛媛新聞ONLINE)

 

 

 

 

 部活動発足から12年。茨城国体アーチェリー少年女子団体を制したのは松山東雲高校アーチェリー部の3人だった。今年の全国高校総体では5位入賞。「同じメンバーだったのでリラックスできた」と気負わず臨んでつかんだ栄光だ。

 

 1年勝本由奈選手(16)、2年舟見舞姫選手(16)、3年小原佳子選手(17)の3人で臨んだ団体決勝トーナメント。「先輩に支えられて頑張ることができた。憧れの舞台で楽しもうと思った」と勝本選手。決勝で全射8点以上の安定感を見せた舟見選手は「優勝はこの先も自信になる」と語り、3番手で登場した小原選手は「最後の1射は6点。1、2番手(の後輩)が決めてくれた。決めるべきときに決める力が必要」と初優勝にも浮かれない。

 

 顧問の山川厚監督は「自分たちで考えて練習している。今までの生徒にはない。勝ちにいって勝った」と教え子の活躍を評価する。

 

 バランスの取れたトリオだ。試合中、いつも明るく声を掛け、集中力に優れる小原選手。舟見選手は緊張やプレッシャーを気にせず撃てるムードメーカー。勝本選手は1年生ながら、一番しっかりしていて細かいところに気が付くという。それぞれの持ち味が好結果をもたらした。

 

 優勝は、同校の長年の活動のたまものだ。3人が競技に出合ったのは、同校が毎年、小学3~5年生を対象に開いている体験教室。3人とも軽い気持ちで参加し、すぐに楽しさに魅せられた。

 

 部設立時から指導する山川監督はアーチェリー初心者。県外の名指導者に教えを請い、試行錯誤しながら生徒を育ててきた。中高一貫校の強みを生かし、部活動は中高生が合同で練習。6年間、切れ目なく指導できる態勢が整っている。

 

 競技レベルを世界で通用するレベルに引き上げようと、同部では強豪国・米国の知識や技術を学ぶための合宿費用を集めるクラウドファンディングを11月6日まで実施中。目標額は360万円。「強豪・韓国に勝つために米国の技術を取り入れたい」(小原選手)、「米国の科学的に分析された射ち方を学びたい」(舟見選手)とどん欲だ。

 

 頂点に上り詰めた3人の目標はそろって「2024年パリ五輪でメダル獲得」。山川監督は「日本代表が全員、松山東雲出身なら面白いね」と期待を寄せる。この先、どんな快進撃を見せてくれるだろうか。

 

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