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山瀬理恵子の行ってこ~わい 愛媛食材で愛あるアス飯

⑤アボカド 松山産アボカドスペシャル鍋(松山市)

2019年12月21日(土)(愛媛新聞)

 

 今回の食材はアボカド。「アボガド」ではなく「アボカド」。輸入物のイメージが強いが、実は愛媛に産地があるんです! 山瀬理恵子さんが訪ねたのは松山市勝岡町の住宅街。散策していると突如ハウスが現れた。中にはアボカドの木が30本ほど植えられており、生産者でハウス所有者の和田里美さん(56)と大堀克美さん(64)がおしゃべりしながら作業していた。

 

 

【2009年から産地化進める松山市】

 松山市ではかんきつからの転換作物として2009年からアボカドの産地化を進めてきた。

 「植栽5年目。昨年から実が付きだした」という和田さん。ハウスの片隅には「紅まどんな」で知られる愛媛果試28号が実っている。ハウスでは義父がかんきつを育てていたが手入れができなくなっていた。和田さんが市農業指導センターに勉強に行った際、アボカドの話を聞き「作りたい」と決意。農業を勉強しながら義父を説得し、アボカド作りに転換した。ハウス栽培は市内で和田さんだけという。

 北条地区に住む大堀さんもかんきつを作っていたが、地区でアボカド栽培に取り組むことになり09年から露地栽培を始めた。

 

 

 剪定(せんてい)ばさみで収穫した山瀬さんは「重い!」と声を上げる。あまり知らないアボカドの品種。細長く表面にいぼがある「ピンカートン」は栗や芋のようなほくほくした味が特徴だ。丸みを帯びてつるんとした表面の「ベーコン」は皮ごと食べられる。収穫後、常温で数週間追熟させる。熟しても皮は緑色のまま。個人販売のほか、生協の産直コーナーや道の駅「風早の郷風和里(ふわり)」などで購入できる。

 

 

【愛媛FCレディース・赤井秀一監督がゲスト出演】

 さて、アボカドを使った料理は何? 移動した先は和田さんが昨年11月に開いた農家レストラン「和田産地のごはん」(同市太山寺町)。

 調理中にゲストがやってきた。愛媛FCレディースの赤井秀一監督!今季、なでしこリーグ2部でチームを優勝に導いた。好物を食べに来たと思いきや、実はアボカドは「食わず嫌い」だという。このロケ、大丈夫?

 

 

 

 赤井監督は今季を「愛媛FCレディースの歴史の集大成として、昇格しようという思いが詰まった1年だった。選手たちの頑張りがプレーに表れ、素晴らしかった」と振り返る。山瀬さんが「(赤井監督は)運を持っている。選手よりもっと運を持っていてほしいのが監督。(赤井監督は運を)持ってるよね」と問うと、「自分で思ったことはないけど、スポンサーから言われた」と笑う。来季に向け「対戦相手のレベルが上がり、さらに厳しい戦いになる。足りない部分を縮めれば戦える手応えもあったので、楽しみな来季になる」と頼もしい言葉が飛び出した。

 

 2人はアボカドを食べ比べ。大堀さんが作る品種「福徳利(ふくとっくり)」「フェルテ」を試食した。山瀬さんは「福徳利はさっぱりしてサラダに合いそう。フェルテはねっとり濃厚でバターみたい」と味わう。さて、赤井監督の反応は? 「おいしい!なんで今まで食べてなかったのか」とあっさり克服できたようだ。

 

 

【栄養価はほぼ完璧! 鍋×アボカド】

 今回のメニューは「松山産アボカドスペシャル鍋」。肉や野菜を入れて味付けし、スライスしたトマトとアボカドを乗せて最後にチーズとオリーブ油をかける。鍋×アボカドの意外な組み合わせだが、味も見た目も抜群だ。

 ここで山瀬さん。「豚バラ肉はおいしいが、豚もも肉や豚ひれ肉の薄切りを使うと、脂質を落とせ、ビタミンB1の保有量も上がります」。アボカドとトマトはベストコンビ。オレイン酸がリコピンの吸収率を上げる。

 山瀬さんによると、アスリートは試合後にスープ状の物を食べることが多い。汗で流れるのは水分だけでなくビタミンやミネラルも含まれるため、失った栄養素をスープで効率的に補給できるからだ。「この鍋で不足しているのは1つだけ。炭水化物です」。今回のアス飯アレンジは白米の上に鍋をスープ代わりにかけて完成!うどんを足したり、ニンジンやジャガイモを具に加えたりしてもよい。

 

 

 

 

 

【祝!食わず嫌いのアボカドを一日で克服】

 そして、山瀬さんの夫で愛媛FC所属の山瀬功治選手も理恵子さんを迎えに来たついでに登場。赤井監督とは小学生からの付き合いだそう。来季も愛媛FCに所属する山瀬選手。応援しています!

 最後はアレンジ鍋を試食。赤井監督は「38年間食べられなかったアボカドを克服できた。おいしくてまろやかで最高です」と満面の笑み。山瀬選手は「トマトの風味と濃厚なアボカドが合っている。イタリアン風でおいしい」と締めた。

 理恵子さんは「火が入ると生で食べた印象と違う。栄養素をたっぷり取れるので、アスリートの試合後の食事として推奨したい」と提案した。和田さんと大堀さんは「アボカドが松山市のブランドになるのが私たちの夢。勉強してたくさん収穫できるように頑張る」と決意を新たにした。

 

 

 

 次回は東温市に行ってこ~わい!

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