愛媛マラソン
「厚底シューズ」愛媛でも 上位入賞男子 着用率高く
2020年2月10日(月)(愛媛新聞)

愛媛マラソンでも、トップ集団の多くが着用したナイキの「厚底シューズ」

愛媛マラソンでも、トップ集団の多くが着用したナイキの「厚底シューズ」
駅伝やマラソン大会を席巻する米スポーツ用品大手ナイキの「厚底シューズ」。その波は愛媛マラソンにも到来し、多くのランナーが相棒に選んだ。上位入賞した男女各8人に確認すると、男子は7人が着用する一方、女子は2人にとどまり、男女で異なる傾向も表れた。
厚底に炭素繊維のプレートを挟み込み、高いクッション性と反発力が特長。使用した男子選手は「やはり脚が楽。市民ランナーは練習量が少なく、脚がつくれていない状態なのでダメージを防げるのは大きい」と話した。
「ゴールしたばかりだが、まだ走れる」など好意的な受け止めが多い中、「体幹の鍛えられていない中高生が履くと靴に走らされ、けがをする可能性が高まるかも」と警鐘を鳴らす意見もあった。
厚底の効果を引き出すには筋力が必要とされ、女子選手の一人は「男子に比べて、合うか合わないかがはっきりしている」と分析。「故障が怖い」「普段履く靴の倍くらいの価格がする」などの反応のほか「ナイキ以外(の厚底)が出そろえば履こうと思っている。今は様子見」との声もあった。