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2020
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Eのさかな

一嘗三嘆「愛媛県発祥のフグ料理」

2020年2月24日(月)(その他)

フグザク

フグザク

「Eのさかな」は愛媛県の魚を中心に食・自然・観光などの文化を全国に紹介していきます。

 

 フグ料理で、細切れの身・細切りにしたフグ皮にカワハギの肝を乗せ、ワケギやネギ・紅葉おろしを添えてポン酢でいただく「ザク」をご存じでしょうか。このフグ料理は愛媛県新居浜市が発祥の地です。

 昭和初期に九州門司の料亭で修業した料理人が昭和14年4月に新居浜市で寿司と一品料理の料理屋を開業。秋冬はフグを目当てのお客でにぎわい、フグチリは手間がかかりませんが、フグ刺しは造るのが大変だったようです。

 そんな中、常連客の1人が客で立て込む忙しい時に店を訪れ、好きなフグ刺しが待ちきれず、「どんなにでもかまんから、噛み応えのあるように切ってつかあや(伊予弁:切ってちょうだい)」と注文しました。そこで、店の主人がフグの刺身の切り落としや皮などを切り込み、たっぷりのポン酢をかけて出すと「うまい、うまい!」と喜び、お代わりをしたそうです。その後も、常連客は「いつものあれつかあや」と言っては3・4人前を食べていました。やがて、「いつものあれ」では格好がつかないので、名前を付けようと主人と常連客の2人が考えましたが、いい名前が浮かばず…。ザクザクと刻んで酢と混ぜ合わせるだけなので、「ザクザク」にしてはということになりました。以来「ザクザク」はこの店の名物料理となり、いつしか「ザクザク」が略されて「ザク」といわれるように。発祥のお店「料亭 波満蝶」では初代の味を今は3代目が引き継いでいます。

 ザクの由来を知らない地元の人が全国どこにでもある料理と思い、他の地方に出かけた時に「ザク」を注文し板前を困らせたそうですが、今では「ザク」は全国的にも名の通るフグ料理になりました。

 

 「Eのさかな」は「さかな文化」を代表とする愛媛の食・暮らし・自然・文化などを取り上げ、分かりやすく情報を発信するフリーペーパーです

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