ログイン
Myページ
Myページ

愛媛新聞ONLINE

2020
61日()

ログイン
Myページ
愛顔会員Myページ
MENU

受験ハードル下げる試験制度改革

愛媛県職員採用で先行募集、企業との人材獲得競争に名乗り

2020年3月3日(火)(愛媛新聞ONLINE)

愛媛県庁

愛媛県庁

 愛媛県人事委員会は3日、2020年度県職員採用「行政事務B(上級)」の試験案内を発表した。「行政事務B」は、県庁の他の採用試験と比べ2カ月早い先行募集を初めて実施し、「公務員試験対策が不要」「1次試験は全都道府県で受験可能」と、これまでの試験制度を大幅に変更している。就職活動の早期化、売り手市場が続く中、民間企業を対象に就職活動する大学生らにも県職員採用試験を受けてもらう狙いがある。

 

 愛媛県の採用スケジュールは例年、5月に試験案内を出し、6月上旬まで受け付け、第1次、第2次試験を経て8月に合格発表する。今回、募集を開始した「行政事務B」は2カ月前倒しし、3月10~24日に自己アピール試験登録を受け付け、基礎能力検査(SPI3)を4月2~12日に全国各都道府県に設置されているテストセンターで受験。第2次試験を経て6月中旬には合格発表する。15人程度を採用予定。「行政事務A」は例年通り、6月から受付を開始する。

 

 近年、売り手市場が続き、就職活動や内々定が早期化している。一方で、県職員は大量退職時代に差し掛かり、募集枠が拡大。その結果、愛媛県職員採用試験(上級)の競争倍率は、ここ5年間は6、7倍で推移。それ以前の20年間は、10倍を超えていた。制度改革には「多くの人に受験してもらい、有為な人材を採用したい」(県人事委員会事務局)との狙いがある。

 公務員志望の大学生は、問題集や参考書、通信講座、大学などが開講する特別講座、予備校などで、試験対策して採用試験に臨むケースが多い。愛媛県は2019年度の採用試験で「行政事務B」の採用枠を設け、1次試験での「教養試験」「専門試験」を廃止。初導入の19年度採用試験では、「やる気、自信に満ち、積極的な人材が多く受験した印象がある。当初は5人程度の採用予定だったが、最終的には10人に合格を出した」と県人事委員会事務局の長井英二・任用試験係長は手ごたえを感じたという。

 

 厚生労働省の調査では、2016年3月の新規大卒就職者の就職後3年以内の離職率は32%に上り、「ミスマッチ」が生じている。長井係長は「行政事務Bの受験資格年齢は21歳以上27歳未満。思うような就職が叶わなかった方にもぜひ、チャレンジしてもらいたい」と呼び掛けている。

    サクッと光

    <プレスリリース>一覧

    愛媛の主要ニュース

    トップ10ニュース

    愛媛の情報なら、愛媛新聞のアプリ。

    欲しい情報をいつでもあなたにお届け!プッシュ通知機能も充実。