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2020
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安全か、追い込みか 休講・開講割れる判断

新型肺炎・県内の動き 迫る高校入試、塾苦悩

2020年3月4日(水)(愛媛新聞)

臨時休塾を受け、高校入試前の追い込みに励む中3生ら=2日午後、松山市東石井4丁目の寺小屋総本部教場

臨時休塾を受け、高校入試前の追い込みに励む中3生ら=2日午後、松山市東石井4丁目の寺小屋総本部教場

 新型コロナウイルスの感染拡大防止へ県内の学校が臨時休校する中、子どもたちが集まる学習塾も授業を見合わせるなど対応が分かれている。児童生徒は基本自宅待機とする国の方針を受けた形だが、間近に迫る県立高校入試などへの懸念や苦慮が聞こえる。

 

 県内最大手の寺小屋グループ(松山市)は4~8日の県内全教場の臨時休塾を決めた。「外出を控える求めにのっとった判断。休校当初は混乱があると思われ、まずは1週目を休塾し今後の対応を検討したい」と担当者。特に11、12日に県立高入試を控えた中3生については「非常に判断が難しい」としつつ、本来8日まであった授業を3日までに繰り上げて実施した。

 同グループは経過を見守り、9日以降は通常運営を目指す考え。「リスク低減はもちろんだが、学習塾としては学習機会の確保も重要。対策を検討し理解を求めたい」とする。

 全国学習塾協会が2週間を目安に対面の授業をできる限り控えるよう呼び掛けたことなどを受け、県内に19教室を展開する明光義塾(東京)も2~15日を休講に。「まずは安全安心を最優先したい」と説明する。

 一方、東進スクール・東進衛星予備校(同)は「学習活動が1カ月間止まるのは厳しい」とし、1時間おきの換気や消毒を徹底して開講する方針。松山市を中心に少人数指導を展開するエイブリィ教育ネットワークも「学習量の確保には週2、3回の学習機会が不可欠」と、マスク着用などを呼び掛けて授業を行う。

 今治市内6カ所で小中高校生の塾を運営する佐々木進学教室は4日からの休校後も講座は通常通り行う。入試前の中3の受講生に限り、保護者の依頼があれば午後1~5時に預かる。

 県内七つの中小学習塾でつくる愛媛学習塾連盟によると、少人数指導の塾では生徒が密集することは少ないとみられ、授業を行う傾向という。「長期の休塾は経営に影響する」と頭を悩ませる個人塾もある。

 今治市で塾を経営する70代男性は「突然休校が決まり、入試を控える児童生徒の貴重な学びの場が奪われた。感染者が確認されていない地域を含む全国一斉実施の効果に科学的根拠はあるのか」と国の対応を疑問視。梶山弘志経済産業相による進学塾業界団体への2週間の営業自粛要請に対しても「応じて倒産に追い込まれる塾が出れば、誰が責任を取るのか」と厳しい口調で語った。

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