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「今」は「策」は

対コロナ 県立衛生環境研究所、四宮所長に聞く

2020年4月7日(火)(愛媛新聞)

新型コロナウイルスの県内状況について解説する県立衛生環境研究所の四宮博人所長=6日午後、松山市三番町8丁目

新型コロナウイルスの県内状況について解説する県立衛生環境研究所の四宮博人所長=6日午後、松山市三番町8丁目

 県内でも新型コロナウイルスの感染者が20人を超えた。緊急事態宣言の発令が秒読みとなる中、今私たちにできることは何なのか。現状や今後の見通しを県立衛生環境研究所の四宮博人所長に聞いた。

 

 ―県内でも毎日のように感染者が確認されている状況をどうみるか。

 これまで23人(4月6日時点)の陽性が確認されているが、ほとんどが海外や県外から持ち込まれたもの。感染経路が特定できており、市中感染の可能性は低いとみている。

 

 ―国は7日にも緊急事態宣言を出す方針だ。

 心配しているのは緊急事態宣言を機に、発令地域から県内に帰省する人がウイルスを運んでくる可能性があるということ。宣言の趣旨は自宅待機して人と人との接触を避けることで、帰省してしまっては意味がない。これまでもウイルスを持った若い人が春休み中の旅行や帰省で高齢者などに感染を広げてしまった例があり、注意してほしい。

 

 ―日常生活にどの程度注意を払えばいいのか。

 「周囲に感染者がいるのではないか」と不安になる気持ちは分かるが、万が一いたとしても買い物などで多少すれ違っただけで感染することはない。密閉、密集、密接の「3密」を避けることが重要で、それらに該当しない屋外での散歩や公園での外遊び程度なら問題ないとみている。

 気をつけなければならないのは医療機関や高齢者施設。陽性者が1人いただけで、感染者が何十倍にもなるケースがある。また妊婦については「感染しやすい」「胎児に影響が出る」といった報告は今のところないが、抵抗力が低下しがちということは自覚してほしい。

 

 ―感染者の拡大に備え、検査能力を増強する予定は。

 現在1日80件程度の検査が可能で、スタッフを増やして連日検査に当たっている。万が一、一気に80人以上の検査が必要になっても大半の人は無症状の場合が多い。隔離待機してもらった上で2~3日かけて検査することで対応できると考えており、現時点でさらなる増強の予定はない。

 混乱や院内感染を防ぐため、現段階で「ちょっと心配なので検査してほしい」というのは難しいが、発熱やせき、嗅覚異常など心配があればまずは一般相談窓口に連絡してみてほしい。

 

 ―県内の今後の見通しは。

 市中感染がみられないことから、緊急事態宣言がうまく機能して人の動きが止まり、不要不急の外出や「3密」を避けるといった行動を徹底すれば、2、3週間後には感染者が減少してくるのではないかと考えている。引き続き、せきエチケットの励行▽アルコール消毒や念入りな手洗い▽目や鼻などの粘膜を触らない▽マスクの正しい取り扱い―などに気を配ってほしい。

    ※新型コロナウイルス関連情報はこちら

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