ログイン
Myページ
Myページ

愛媛新聞ONLINE

2020
711日()

ログイン
Myページ
愛顔会員Myページ
MENU

新型コロナ 飛沫感染懸念強く

県内歯科医院 対策に必死 

2020年4月11日(土)(愛媛新聞)

飛沫を防ぐため体を防護して診療する歯科医院=10日午後、松山市

飛沫を防ぐため体を防護して診療する歯科医院=10日午後、松山市

【手術着で防護/診察前の検温】

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、歯科診療の現場も対応に追われている。飛沫(ひまつ)感染への懸念が強いためで厚生労働省は10日までに、歯科医療機関に緊急性がない治療の延期や応急処置にとどめることを考慮するよう求める通知を出した。県内の歯科医院は対策を強化するものの「患者さんが必要とする治療をやめるのは難しい」と戸惑いの声も聞かれている。

 

 県歯科医師会長で松山市で歯科医院を営む是沢恵三院長は新型コロナの流行以降、通常診療にも手術着などで体を防護して臨む。歯科診療では唾液などの体液に触れたり、歯を削る際に飛沫が飛び散ったりする場面が多いほか、口元に接近しての処置が避けられない。新型コロナは飛沫感染が主だと考えられており「感染したり感染させてしまったりする事態への危機感がある」と話す。

 多くの歯科医院では院内感染を防ぐため、発熱やせきなどの症状の有無や海外渡航歴を確認し、診察前の検温を求めるなどする。体調が悪い場合は診察の延期を促す医院もあるが、今治市で医院を営む歯科医師は「無症状の人から感染する例もある。『診療前にウイルス検査をして』とも言えず、完全には対応できない」と苦悩をにじませる。

 中予のある歯科医師は「必要にかられて治療に来る人が多く、延期の判断は難しい」と受け止める。一人一人の予約時間を空け、その間に院内の消毒を行ったり、窓を開放したりするなど可能な対策に取り組む。

 反対に、患者側が治療をキャンセルするケースも出ている。松山市の歯科医師は「定期検診などの場合、落ち着くまで通院を控えたいという声はある」。予防のための通院などは不急とし、患者に期間を空けるよう持ちかけ、リスク低減を図る医院もある。

 患者の減少が経営に与える影響も大きいが、今後の感染の広がりは見通せない。松山市歯科医師会の板野正人会長は「国の方針も見極めながら対応していくしかない」と語る。

 対策を要するも、必要な資材の不足も続いている。是沢院長は「多くの医院でゴーグルや防護用のエプロンなどの入手が難しいのが現状」と苦境を訴えている。

    ※新型コロナウイルス関連情報はこちら

    インターネットの最新情報のことなら「サクッと光」

    <プレスリリース>一覧

    愛媛の主要ニュース

    トップ10ニュース

    愛媛の情報なら、愛媛新聞のアプリ。

    欲しい情報をいつでもあなたにお届け!プッシュ通知機能も充実。