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2020
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山瀬理恵子 アス飯コラム&レシピ紹介

⑨西条産アスパラガスの食べる栄養ドリンク 疲労回復や血流を改善

2020年4月22日(水)(愛媛新聞)

 

 アスリートに必要な栄養素を身近な食材でバランスよく取り入れる「アス飯」。提唱者の料理研究家、山瀬理恵子さんが毎月1回、愛媛の農林水産物の産地を訪ね、旬の献立を考案します。9回目はアスパラガスをアレンジ。

 

 恵みの穀雨が降り注いだ夜明け、朝露は東雲(しののめ)色に染まり、ごくごくと水を飲むようにして湿った土の下には、栄養がたっぷりと蓄えられていきます。

 古代より利尿薬として知られ、驚異的スピードで成長する麗しき春の美食アスパラガス。学名は、ローズマリーなどのハーブ類と同様「薬用になる」というラテン語に由来。2014年ソチ冬季五輪ではトップアスリート向けに導入された食事プログラムで積極的に利用されるなど、リカバリーに重要なスタミナ増強緑黄色野菜です。

 1メートルほど下まで頑丈な根を張り巡らせ、一度植えると長年収穫できる強い生命力があり、アミノ酸の一種アスパラギン酸の疲労回復効果だけでなく、穂先に含まれるポリフェノールの一種ルチンが毛細血管を保護して血流を改善し、ビタミンCを活性化させます。

 森のバターと呼ばれるアボカドのオレイン酸(不飽和脂肪酸)やビタミンCと組み合わせ、植物性タンパク質が豊富で練習後のエネルギー補給に最適な豆乳を加えれば、数珠つなぎの相乗効果が期待できるアスリートスープの完成です。

 

【材料】(2人分)

 アスパラガス200グラム▽水、豆乳各200cc▽アボカド1/2個▽スライスチーズ(とろけるタイプ)2枚▽塩、黒こしょう適量

 

【作り方】

 ①ミキサーに2センチ幅に切ったアスパラガス、水を入れてなめらかになるまでかくはんする。小鍋に入れ、中弱火にかけ沸騰したら弱火にし、焦げないようにかき混ぜながら5分ほど煮る。

 ②①の粗熱が取れたらミキサーに戻し、適当な大きさにカットしたアボカド、豆乳を入れてかくはんする。

 ③②を小鍋に戻してかき混ぜながら火にかけ、全体が温まったら仕上げにスライスチーズを溶かし、塩で味を調える。器に盛り黒こしょうをふる。

 

【ハーフタイム】

 新型コロナウイルスの影響でJリーグの再開はめどが立っていません。今、わが家で徹底しているのは、免疫力を上げ、ウイルスから身を守る食事。と言っても、特別なものを食すのではなく、冷蔵庫にある身近な食材から選択していきます。

 例えば微生物の力で腸内環境を整える納豆は、一粒一粒に栄養がぎっしり詰まった植物性タンパク質の宝庫。不安になりがちな心を元気にしてくれるトリプトファンやマグネシウムなど、セロトニン合成に必要な栄養も補給できる手軽なレスキュー発酵食材です。

 ニンニクのアリシン、ショウガのジンゲロール、カボチャやニンジンのベータカロテン、ブロッコリーのスルフォラファン、キノコ類のベータグルカン、海藻類のフコイダンなど、一つの食材だけではなく、バランス良く摂取していくことが大切です。

 

【やませ・りえこ】

 アスリートのための「アス飯」を考案する料理研究家。夫は愛媛FCの山瀬功治さん。松山市在住。

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