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2020
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愛媛OV 阻まれた挑戦 4年目シーズン回顧

<下>新型コロナ禍 収支悪化も来季へ種まき

2020年4月25日(土)(愛媛新聞)

B2西地区3位に終わった愛媛OVの選手ら=1月18日、コミセン

B2西地区3位に終わった愛媛OVの選手ら=1月18日、コミセン

 

B2西地区3位に終わった愛媛OVの選手ら=1月18日、コミセン

B2西地区3位に終わった愛媛OVの選手ら=1月18日、コミセン

 

 新型コロナウイルス禍は愛媛オレンジバイキングス(OV)の運営面にも影を落とした。昨季979万円の赤字だった収支。今季、ようやく黒字のめどがついた途端のリーグ戦中止。毎年伸びていたホーム1試合平均観客数は1031人と、初めて前季を割り込んだ。全60戦を見越して新規事業を組み、財務や観客動員の改善も当て込んでいただけに関係者の落胆は大きい。

 運営幹部によると、チケット収入やスポンサー収入、物販などが未収となり、売り上げは4千万円余り減少、最終的には2千万円超の赤字が見込まれるという。「経費が増える無観客試合がホームでなかったことは幸い」というが、予算規模が2億円程度の小規模クラブにとって影響は甚大だ。

 中止となったホーム7試合のうち6試合は、中心市街地で集客しやすいとされる松山市総合コミュニティセンターで予定されていた。コミセンでの平均観客数1297人は昨年同期の1253人を上回っており、通常より来場が見込める終盤戦が開催できなかったのは痛かった。

 ただ光明もある。動員増加と地域振興を兼ねた新たな取り組みとしてコミセンを所管する松山市と近郊の花園商店街の協力を得て、会場での酒類提供や近隣飲食店との提携の道筋がついた。旅行会社などと連携し、アウェー側のファンを対象に観戦と市内観光を組み合わせたツアーも企画。これらの試みはシーズン打ち切りで果たせなかったが、来季への種まきになったはずだ。

 県内の野球、サッカーのクラブチームとの協力関係も深まった。各リーグが試合延期を余儀なくされた3月以降、ファンをつなぎ留める動画を順次配信し、独自の取り組みとして好評を得た。

 予期せぬ苦難に見舞われた4年目の愛媛OV。ずっと運営上の目標に据えるB1ライセンス取得は、観客数などの条件を満たせず、申請を見送った。今も感染終息は見通せず、景気悪化といった不安要素は消えない。運営幹部は「トライアンドエラーでやるしかない。地域連携をさらに進め、会場演出のブラッシュアップも必要」と語る。正念場の5年目へ、運営サイドも巻き返しが課せられている。

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