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松山の病院で集団感染

別フロア職員が陽性 他病院職員も 国、対策班派遣へ

2020年5月16日(土)(愛媛新聞)

 

 松山市の病院での新型コロナウイルスの大規模なクラスター(感染者集団)発生で、県は15日、新たに松山市の20代の男性看護職員と別の医療機関に勤務する松前町の30代の女性看護職員の感染確認を発表した。女性は13日に陽性が判明した看護職員の家族で、独立行政法人国立病院機構愛媛医療センター(東温市横河原)に勤務している。県内の感染確認は計70人、うち松山市の病院関係は計22人となった。感染症の専門家で構成する厚生労働省のクラスター対策班が県の要請で17日から派遣される。

 男性は、集団感染が判明している牧病院(松山市菅沢町)の2階病棟ではなく、3階病棟に勤務していたことが分かった。県は14日、「初動段階の封じ込めは完了した」としていたが、別フロアでの感染者の確認を受けて対応を変更し、残り全ての職員70人程度と入院患者130人程度の検査を行う方針という。

 牧病院はホームページ(HP)で「引き続き、職員一丸となって感染拡大防止に努める」とした。

 臨時会見で中村時広知事は、県医療調整本部の患者搬送コーディネーターや感染制御の専門家が市保健所などと病院の調査や指導を実施すると説明。厚労省の災害派遣医療チーム(DMAT)事務局職員も県内に常駐するとし「感染の連鎖を最小限に食い止め、封じ込め対策に全力を挙げる」と述べた。

 厚労省によると、対策班は国立感染症研究所や大学などが協力。専門的な知見から、現地での状況把握やデータ分析などを通し感染拡大防止を図る。

 臨時会見した野志克仁松山市長は「今後、医師や看護師など医療スタッフが不足した場合に備え、県と連携して、市医師会や県看護協会などの関係団体への派遣要請を含めて検討していく」と支援の意向を示した。

 県やHPで感染を公表した愛媛医療センターによると、女性は無症状で、13日まで出勤し、三つの診療科の入院患者をケアしていた。病棟勤務の看護師5人が濃厚接触者に当たるとし、15日から自宅待機している。16日にウイルス検査の結果が判明する見通し。患者に濃厚接触者はいないとした。

 同医療機関は新型コロナの患者の受け入れ実績があった。中村知事は、女性は家族から二次感染したと推測されるとした。

 女性が病棟勤務だったことなどから、外来診療は継続。岩田猛院長は「ご心配をお掛けし、おわび申し上げる。保健所などと連携し、適切な対応を取っていく」とコメントした。

 県によると、感染者の濃厚接触者に当たる可能性があった伊予農業高校と松山市内の私立学校の関係者は陰性だった。松山市によると、市立小中学校については、感染が確認された病院職員らの濃厚接触者の中に検査が終了していない学校関係者が複数おり、18日以降の具体的な対応は決まっていない。

 新たな感染者が判明した松前町は小中学校の18日の分散登校を中止した。

 中村知事は「残念だが、正しい理解をしないまま、個人や学校に関する無用な情報がSNS(会員制交流サイト)に流されている。人権侵害に当たる」と訴えた。

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