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「試合して終わりたい」「開催信じて備える」

高校野球 代替大会検討 県内球児に希望の光

2020年5月22日(金)(愛媛新聞)

練習に励む松山聖陵の部員ら=21日午後、松山市久万ノ台

練習に励む松山聖陵の部員ら=21日午後、松山市久万ノ台

 県高校野球連盟が21日、新型コロナウイルスの影響で中止となった夏の愛媛大会の代替大会検討を表明した。「試合をやって終わりたい」「開催を信じて備える」。暗雲に差し込んだ一筋の光に、高校球児は希望を見いだした。

 

 北条の福田龍之介主将(17)は「正直にうれしい。まだ少ない希望だとしても野球がやれる楽しさやうれしさを感じる。チームを立て直し、みんなでグラウンドに立って野球がしたい」と期待を寄せた。

 グラウンドで練習中の松山聖陵の部員らは、代替大会の可能性を知り、表情が自然に和らいだ。昨夏の愛媛大会決勝で最後の打者となった悔しさを抱える岸田明翔主将(17)は「(甲子園中止は)ショックが大きかったけど、また野球を頑張ろうという気持ちになれる」と頬を緩ませ、「部員に感染者が出ないように予防し、大会があると信じて備えたい」と話した。

 昨夏は2回戦で敗退し、雪辱を期していた西条の金子響主将(17)は「秋の大会でも勝てず、ずっと後悔が残っていた」という。

 甲子園中止が決まった20日、前任の主将だった先輩とチームメートの後輩からメッセージが届いた。先輩から「受け止められないかもしれないが、これで全てが終わるわけじゃない」と激励の言葉。後輩からは「どれほどの悔しさかは分かりませんが、取り組みは見ています。最後までキャプテンお願いします」と記されていた。

 「多くの支えのおかげで野球ができる環境があることをあらためて知った」と金子主将。「野球は高校で一区切りをつけるつもりだったし、3年生全員で試合をやって終わりたい」と最後の舞台に立つことを強く望んでいる。

 複雑な心境の球児もいる。昨年の愛媛大会を部員不足で欠場した済美平成。「いつも以上に頑張り、今年の夏は1勝、2勝しようと意識を高く持っていた」(十河凜太郎主将)と、今年の部員5人は内子高小田分校との合同チームで出場し、2年分の思いをぶつけるつもりだった。

 代替大会について十河主将は「個人的にはやりたいという思いもあるが、大学受験を目標にしており、勉強と野球の両立を考えると今すぐ判断するのは難しい」と語った。

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