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「密」回避策講じ

公立校25日完全再開 県内20市町

2020年5月23日(土)(愛媛新聞)

 

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い市町立小中学校を臨時休校にして分散登校などを実施していた県内20市町は22日までに、25日から学校を「完全再開」させることを決めた。

 中村時広知事は21日、県立学校を25日に完全再開させると発表。県教育委員会は感染症対策として、①マスクの着用、手洗いやせきエチケットなどの徹底②可能な限り常時、2方向のそれぞれ一つ以上の窓を同時開放③教壇前への透明フィルムの設置や教員のフェースガード着用④最低1メートルの身体的距離を確保できるよう机の配置などを工夫⑤児童生徒同士が接近・接触する実習・実技やグループ活動、部活などは、当面の間見合わせる―などを示している。

 県内20市町も、密を避けるなどの対応を講じて学校生活を再開させる。

 

【県内小中 「安全」と「学び」両立工夫 水泳授業取りやめ/夏休みや土曜活用】

 25日に授業が本格再開する県内小中学校。大勢が集い新型コロナウイルスの感染リスクを高める「3密」(密閉、密集、密接)になりやすい状況の中、自治体は過度な負担をかけずに授業の遅れを取り戻す対応に頭をひねる。教員のフェースガード着用や間隔を取った机の配置、夏休み短縮―。今までとは違う学校生活が始まろうとしている。

 【教室】マスク着用などの対策を取るほか、机を1メートル以上離す市町が多い。ただ「分散登校では距離を取れたが、一斉登校では無理」「教室は子どもでいっぱいになる。保護者からは登校が不安という意見もある」との懸念も聞かれる。

 宇和島市や鬼北町は夏場のエアコン稼働時も窓を開けて換気する方針で、熱中症と感染症の両方を防ぐ考え。大洲市はトイレや手洗い場の床に並ぶ位置を示し、距離を取らせる。トイレの便器を一つ飛ばしで使用するよう求める学校も。

 宇和島市は民間バスで通学する児童生徒の感染予防を図るため、バス会社に増便を依頼して了承を得た。

 【体育】東温市など複数の自治体は、感染防止のため水泳の授業を取りやめた。市は着替えの際に3密になりやすく、泳ぐ際の息継ぎでしぶきが飛ぶ恐れもあるとして「感染リスクが特に大きい種目」とする。

 グラウンド利用時のマスクはどうするか。宇和島市は教員に着用させる一方、児童生徒は運動中は着用しなくてもよいこととし、十分に距離を取るよう指導する。八幡浜市はサッカーやバスケットボールなど他者と接触するような種目は控えるとする。

 【給食】大半の自治体は児童生徒同士の雑談や対面を避けた上で、25日から給食を再開する。

 配膳を警戒する市町が多い。伊予市では児童がそれぞれ自分で食べる分を取り、宇和島市などでは小学校低学年の配膳を教員が行うなどする。新居浜市は献立数を減らし、配膳の際の接触機会を減らすよう検討。鬼北町は生徒数の多い学級は広い教室の利用や教室の分散などで密を避ける。

 東温市は給食に不安がある保護者を対象に6月の給食を休止し、弁当への切り替えも可能とした。大洲市も集団での食事による感染リスクを懸念する保護者の声に適宜対応する。

 【授業の遅れ】夏休みや土曜を活用し、休校で失われた授業時間を取り戻そうとする自治体が多い。

 伊方町は、通常授業後の数十分を0・5時間授業とみなすなどの対応を検討。伊予市は総合学習の時間を学習的な単元に充てるなどして補う考えで「慌てず焦らずバランスを取りながら再開する」。松前町は夏休みを「2週間ほど削らざるを得ないのでは」とみる。

 全生徒にタブレット端末を貸与している久万高原町美川中学校では、大きな遅れがないという。

 新型コロナを巡る差別が問題化する中、松野町や宇和島市は人権指導を徹底するなど力を入れる方針。

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