県高校夏季野球大会・東予地区大会
第2日 2回戦【今治工 9-0 今治西伯方・今治西連合】今治工、効果的に得点 今治西伯方・今治西散る
2020年8月3日(月)(愛媛新聞)
<今治球場 2回戦(12時42分)>
【評】序盤から効果的に得点した今治工が無失点でコールド勝ちした。初回に藤本健の適時打で先制。五回は山田、西原の連続二塁打など打者11人の猛攻で試合を決定づけた。投げては藤本健、土佐のリレーで零封。
今治西伯方・今治西連合の先発半田は制球に苦しんだ。六回に好機をつくったが、本塁が遠かった。
◆気迫の投球したい◆
【今治工・藤本健投手】(4回を無失点、打撃でも3安打)「連投だったので、行けるところまで行くぞという気持ちで投げていたことが、打撃にもつながったと思う。次戦も自分の投球で攻撃に勢いをもたらしたい」
【分校+本校 ひたむきに伝統つなぐ】
分校と本校の組み合わせで出場した今治西伯方・今治西連合。今治工に敗れたものの全員が力を合わせ、ひたむきに白球を追った。
代替大会参加を決めた6月中旬ごろから、本校の1年生3人が加わり、週に1度、合同練習をした。分校の河本主将は「もともとあまり声が出ていないチームだったが、本校の選手は大きな声を出していた。礼儀正しさを含め学ぶところは多かった」と振り返る。
本校から参加した選手にもプラスになったようで、中堅の新田は「練習するたびに連係プレーなどがうまくなる実感があった。本校の練習だけでは得られない経験があった」と充実した様子だった。
チームには野球未経験者も2人。シートノックも満足にできなかったところから、日々進歩して大会に臨んだ。関本監督は「ここまで来るのが大変だったが、よく最後まで戦った。みんなで伝統をつないでくれた」と全員をねぎらっていた。