県高校夏季野球大会・中予地区大会
第2日 2回戦【松山北 15-0 内子小田・済美平成連合】松山北 初回から猛打 内子小田・済美平成沈黙
2020年8月3日(月)(愛媛新聞)
<坊っちゃんスタジアム 2回戦(14時39分)>
【評】松山北打線が初回から爆発した。8安打に盗塁も絡めて9点を奪い、大勢を決めた。計15安打をマークし、センターから逆方向への逆らわない打撃も目を引いた。
内子小田・済美平成連合は初回、水口の二塁打などで得た好機をものにできず。三回に併殺プレーを完成させるなど、得点差にも集中を切らさず戦った。
◆次戦も打ちたい◆
【松山北・井上左翼手】(2安打3打点)「手術やリハビリを経て、公式戦初出場となる今大会にかける思いは強く、初戦に続いて気持ちで負けない打撃ができた。仲間や先輩の励ましでここまで来られた。次戦も打ちたい」
【最後の舞台 10人結束】
内子小田・済美平成連合のベンチ入りは10人。両校そろっての活動は週1回程度の練習試合に限られるなど、選手層の薄さと環境の不利はカバーしきれず、初戦で松山北に敗れた。
先発マウンドに立った両校唯一の3年生の永田(内子小田)は初回いきなりの9失点。「練習でもここまで打ち込まれたことはなかった」と悔しさは大きかったが、コロナ禍と部員不足を乗り越え、最後の舞台に立てたことは喜んだ。
済美平成は昨年の愛媛大会に部員不足で出場することができず、2年分の思いをぶつける大会となった。受験のため3年生がチームを離れ、部員は3人。2年の平井は「小田の仲間に感謝し、きょうを糧にもう1年成長したい」と語った。