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愛媛新聞ONLINE

2020
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5年に1度の「国勢調査」を知ってもらおう

国勢調査2020 Web座談会in愛媛

2020年9月13日(日)(愛媛新聞ONLINE)

【新型コロナを考慮し、WEBを使って開催された「国勢調査2020座談会」】

【新型コロナを考慮し、WEBを使って開催された「国勢調査2020座談会」】

【新型コロナを考慮し、WEBを使って開催された「国勢調査2020座談会」】

【新型コロナを考慮し、WEBを使って開催された「国勢調査2020座談会」】

 2020年秋、5年に1度の国勢調査が行われます。第1回調査は大正9年(1920年)。今回調査がちょうど開始から100年の節目の年を迎えます。日本に住むすべての人と世帯が対象で、ふだん日本に住んでいる外国の方も対象となる「国の最も重要かつ基本的な統計調査」。ただ、5年に1回ということもあり、「どんなところに活用されているの」「回答はどうやってするの」など、分からないことも。そこで、愛媛県の東中南予に住む20~50代の大学生、会社員、自営業の男女11人に参加してもらい、愛媛県企画振興部政策企画局統計課人口統計係の笠崎隆史さんの解説、能力開発システム研究所代表の木曽千草さんのコーディネートで「国勢調査2020 Web座談会in愛媛 5年に1度の『国勢調査』を知ってもらおう」を開催しました。

国勢調査2020公式サイト

 

[コーディネーター:木曽千草さん]本日のWeb座談会では、国勢調査について広く知ってもらい、調査への理解と協力を得たいという趣旨で、皆さんに参加していただきました。新型コロナの影響もあり、リモートでの座談会となります。

 11人の方は、東中南予にお住いの20代~50代の男性6人、女性5人です。大学生や会社員、自営業など職種もいろいろ。現在お住いの自宅もマンションや社宅、一戸建て等。単身世帯や3世代家族などさまざまな世帯の方に集まっていただきました。愛媛県統計課の笠崎さんに、皆さんの疑問や質問に答えていただき、国勢調査についてわかりやすく解説してもらいたいと思います。

 

【国勢調査を知っている90% 回答経験は半数以上が「なし」】

【能力開発システム研究所代表 木曽千草さん】

【能力開発システム研究所代表 木曽千草さん】

【能力開発システム研究所代表 木曽千草さん】

【能力開発システム研究所代表 木曽千草さん】

 

[木曽さん]参加者の皆さんに国勢調査について簡単なWebアンケートに協力していただきました。その結果、国勢調査についてほとんどの方が「知っている」と答えました。しかし、ご自身が調査票に回答したことはあるかを尋ねると、「ある」と答えたのは36.4%。「ない」54.5%、「分からない(覚えていない)」9.1%という結果でした。女子学生の方は最近一人暮らしを始めたばかりで、まだ回答経験がないとのことですが、国勢調査について何か質問はありますか?

 

[松山市の女子学生(21歳)]「国勢調査」という言葉はよく耳にしますが、どういう調査方法で、具体的にどんな調査内容なのかを詳しく知りたいです。

 

【国の最も重要かつ基本的な統計調査】

[木曽さん]いまの質問を踏まえて、国勢調査の概要、いつ、だれを対象にどのような調査が行われているのかについて、笠崎さん、説明をお願いします。

【愛媛県企画振興部政策企画局統計課人口統計係 笠崎隆史さん】

【愛媛県企画振興部政策企画局統計課人口統計係 笠崎隆史さん】

【愛媛県企画振興部政策企画局統計課人口統計係 笠崎隆史さん】

【愛媛県企画振興部政策企画局統計課人口統計係 笠崎隆史さん】

 

[愛媛県企画振興部政策企画局統計課人口統計係 笠崎隆史さん]そもそも国勢調査とは何かと申しますと、日本の「人口」と「世帯」の実態を明らかにすることが一番の目的です。調査の対象は、日本に住むすべての人と世帯となり、ふだん日本に住んでいる外国の方も対象となります。

 国が行う調査は他にもいろいろあります。例えば、ニュースなどでよく見る完全失業率は、毎月発表される「労働力調査」の結果を基にしています。国が毎月調査をしていますが、あらかじめ調査対象者を抽出して回答していただくものです。これに対し、国勢調査はすべての人と世帯が対象で、国が行う調査では最大規模になります。

 5年に1度ということで、西暦の下1桁が「0」と「5」の年に実施しています。第1回調査は大正9年、1920年に行われました。今回の2020年調査はちょうど開始から100年の節目の年になります。

 調査項目は、「氏名」「男女の別」などの基本的な項目のほか、「現住居の居住期間」「仕事の種類」「世帯の種類(単身、3世代等)」「住居の種類(一戸建て、集合住宅等)」など計19項目に上ります。これらの調査結果をもとに、国や地方自治体が行う生活環境の改善や防災計画など、私たちの生活に欠かせない様々な施策に役立てています。

国勢調査の概要

 

【行政施策の基礎データとして活用 民間の利用も可能】

[木曽さん]事前アンケートでも、国勢調査の統計データがどのように活用されているかについて、約半数の方が「あまり知らない」「まったく知らない」、残る半数の方も「少しだけ知っている」と回答しています。座談会には若い方も多く参加していますので、具体的な活用事例を教えてください。

 

[笠崎さん]調査結果で得られる人口は、国の人口の基本となる法定人口として衆院選小選挙区の区割りや、地方交付税の算定基準などに利用されます。また男女・年齢別人口、世帯構成(高齢者のいる世帯等)、産業別の人口などの統計は、国や自治体が行う社会福祉、雇用、災害対策などをはじめとした施策の基礎データとして活用されています。

 

【愛媛県の男女・年齢別人口グラフ(左が1975年、右が2015年)】

【愛媛県の男女・年齢別人口グラフ(左が1975年、右が2015年)】

【愛媛県の男女・年齢別人口グラフ(左が1975年、右が2015年)】

【愛媛県の男女・年齢別人口グラフ(左が1975年、右が2015年)】

 

 教科書などにも載っている年齢別の人口ピラミッドを5年ごとに比べると、少子高齢化が進んでいる日本の状況がはっきりと分かります。地域ごとにデータ化できますので、愛媛県の状況が全国平均と比べてどうなのかも一目で分かり、地域の実情に沿った行政サービスなどの事業計画を立てる基礎データとなります。

 ほかにも、防災計画を立てる際、調査事項にある「従業地又は通学地」のデータから昼間と夜間の人口の違いを見て対策を考えたり、「従業地又は通学地までの利用交通手段」から交通対策を立てたりするのに使われています。

 

【政府統計ポータルサイト「e-Stat」のトップページ】

【政府統計ポータルサイト「e-Stat」のトップページ】

【政府統計ポータルサイト「e-Stat」のトップページ】

【政府統計ポータルサイト「e-Stat」のトップページ】

 

 統計データは、日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイト「e-Stat」で公開されており、公的機関だけでなく、民間企業のマーケティング戦略や出店計画などの基礎データとして使われるなど、官民共通の財産として様々な分野で幅広く活用されています。

 

政府統計ポータルサイト「e-Stat」

 

【9月14日から調査票が各家庭に】

[木曽さん]国勢調査が様々な行政施策の基礎データに使われる重要な調査であり、民間企業や個人でも活用できるデータだということが分かりました。では、私たちはどのような流れで調査に協力すればいいのでしょうか。

 

[笠崎さん]国勢調査の期日は「2020(令和2)年10月1日現在」となります。今年の9月14日以降、国勢調査員が全国の各世帯を訪問し、直接調査書類を配布します。1世帯ごとの回答となりますので、5人家族ならどなたか一人が回答すれば大丈夫です。一人暮らしをしている学生の方は、ご自身で回答していただくようになります。

 調査書類を受け取ったら、回答には3つの方法があります。1つ目はインターネット回答、2つ目が郵送による回答、3つ目が調査員に直接書類を手渡す方法です。県としましては、パソコンやスマートフォンで簡単に回答できる「インターネット回答」を推進していきたいと考えています。

 

【国勢調査の回答方法は3つ。一押しはインターネット回答】

【国勢調査の回答方法は3つ。一押しはインターネット回答】

【国勢調査の回答方法は3つ。一押しはインターネット回答】

【国勢調査の回答方法は3つ。一押しはインターネット回答】

国勢調査の流れ

 

[木曽さん]回答手段として、インターネットを使うと簡単で便利なのですね。ただ事前アンケートでは11人全員がネット回答できることを「知らなかった」と答えています。前回の2015年からスタートしたということですが、どのような手順で回答するのか、もう少し詳しく説明してもらえますか。

 

【単身者10分程度、4人家族20分程度、簡単便利なネット回答】

[笠崎さん]前回の国勢調査でインターネット回答した割合は全国平均で36.9%でした。愛媛県は33.8%で全国平均をやや下回っています。今回の調査は、新型コロナの影響もあり、なるべく調査員と対面する機会を減らす面でもネット回答を増やしていきたいと考えています。

 ネット回答の流れですが、最初の調査書類自体は調査員から配布を受ける必要があります。その書類に書かれたID(アルファベットと数字8桁)とアクセスキー(アルファベット4桁)を使って「国勢調査オンライン」にログインし、順番に調査項目をチェックしていきます。単身者なら10分程度、4人家族でも20分程度で終了します。

 

[木曽さん]アンケートでは、8割の方が「ネット回答したい」と希望されていますね。いまの説明を聞いて、皆さんいかがでしょうか。

 

【20~50代の大学生、会社員、自営業の男女11人が参加したweb座談会】

【20~50代の大学生、会社員、自営業の男女11人が参加したweb座談会】

【20~50代の大学生、会社員、自営業の男女11人が参加したweb座談会】

【20~50代の大学生、会社員、自営業の男女11人が参加したweb座談会】

 

[宇和島市の自営業女性(43歳)]これまで回答経験はありますが、仕事が忙しくて調査員の方と時間調整するのが大変だったという記憶があります。調査には協力したいので、今回はネットを利用したいです。

 

[内子町の会社員男性(37歳)]自分のペースでできるインターネット回答をぜひ使いたいと思いました。新型コロナが心配な時期ですので、調査員の方と対面するというのははばかれるという人も多いと思います。新型コロナへの対策は、何か考えていますか。

 

【新型コロナの影響考え、非接触の調査方法取り入れ】

[笠崎さん]新型コロナ対策として、各地域の実情に応じて、非接触の調査方法を取り入れていきます。調査書類の配布に当たっては、国勢調査員が9月14日から各ご家庭を訪問しますが、一部の地域においては、調査の趣旨などの説明はインターホン越しに行い、調査書類は郵便受けやドアポストなどに入れて配布します。ご不在の場合には、直接、郵便受けやドアポストなどに入れさせていただくこともあります。

新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた令和2年国勢調査の実施について

 

[松山市の会社員男性(25)]オートロックのマンションに住んでいますが、調査員の方と対面するのは今の時期は避けたいので、インターホン越しでの説明の方がいいですね。

 

【ネット回答は9月14日~10月7日、再訪問日の調整必要なし】

【国が推奨するインターネット回答のトップページ】

【国が推奨するインターネット回答のトップページ】

【国が推奨するインターネット回答のトップページ】

【国が推奨するインターネット回答のトップページ】

 

[四国中央市の会社員男性(37歳)]調査の回答方法には3つあるとの説明でしたが、インターネットで回答した後に、調査員の方が再訪問することはあるのでしょうか?どういう流れになるのか、お聞きしたいです。

 

[笠崎さん]はい。インターネットによる回答は9月14日から10月7日まで受け付けます。郵送や直接手渡しの回答は10月1~7日です。10月1日より前にネット回答した世帯については、「回答済み」という情報が調査員に入る仕組みになっていますので、調査員が調査票回収にご自宅を再び訪問することはなくなります。調査票を受け取ったら、早めにネット回答をしていただくととてもありがたいです。

国勢調査2020インターネット回答

 

【国勢調査の統計データは、次世代へつなぐ「国民の共有財産」】

 

[松山市の会社員女性(36)]私は仕事上の関係でエリアマーケティングを考えることが多く、国勢調査の統計データを利用させてもらう機会があります。国勢調査は私にとって身近なもの、利用しやすいデータだと感じています。みんなが協力することで集まった統計データによって、私たちの生活シーンに少なからず役に立っているということを知ってほしいです。それを知ることで調査への協力がもっと増えていくのではないかなと感じました。

 

[木曽さん]はい、その通りですね。国勢調査の統計データをもとに人口のグラフが出たり、そのグラフがもとになって人口減少社会の実態が分かったり、さらにそれをもとに女性活躍社会の実現や働き方改革といった国の施策に反映されていたりしていることが分かりました。

 今年は調査開始からちょうど100年の節目と先ほど聞きました。節目の年に、こうして座談会で参加された皆さんも何かのご縁と思っていただきまして、ご自身が調査に協力するだけでなく、周りの皆さんにも知らせいただいて一緒に協力していければと思います。きちんとしたデータを次の世代に残していく、国民の共有財産としてつなげていきたいと改めて感じました。

 きょうは皆さん座談会に参加して貴重なご意見や質問をありがとうございました。

 

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