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県内への変更や延期

修学旅行 コロナで一変 松山の小中学校 創意工夫で実施へ模索

2020年9月13日(日)(愛媛新聞)

修学旅行で道後温泉本館周辺の景色を眺めながら、足湯を楽しむ坂本小の児童ら=10日午後、松山市道後湯之町

修学旅行で道後温泉本館周辺の景色を眺めながら、足湯を楽しむ坂本小の児童ら=10日午後、松山市道後湯之町

 新型コロナウイルスの感染拡大は学校行事に大きな影響を与えており、愛媛松山市立小中学校の修学旅行も例年と様変わりしている。従来は、小学校が中国・九州地方、中学校が京阪神方面を訪れるのが定番コースだったが、感染リスクを踏まえて延期し四国内に切り替えたり、再延期したりと「行き先や日程はさまざまで、各校が創意工夫している」(市教育委員会学校教育課)のが現状だ。

 10日夕、坂本小(同市久谷町)の6年生7人が伊予鉄道道後温泉駅前にバスで到着した。一行は道後温泉本館や別館飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)などを散策。写真撮影時を除き、全員がマスクを着用していた。

 

【「よかった」】

 足湯を楽しんだ男子児童(11)は「あまり道後は来たことがなかった」。保存修理工事中の本館の外観を見た女子児童(12)も「(ラッピングアートの)火の鳥は迫力があった」と笑顔。2人は「旅行はできないかと思っていたのでよかった」と口をそろえた。

 同校は、4月下旬に広島や岡山、兵庫を訪れる従来のコースから変更。県歴史文化博物館(西予市)や四国カルストを経由し、道後に泊まり、香川県丸亀市のテーマパーク「ニューレオマワールド」などを楽しむ1泊2日とした。

 大塚栄二校長は、コロナ禍の中、安全・安心を大前提として四国内の旅行に切り替えたと強調。「子どもたちはみんなで一緒に泊まり、ご飯を食べられること自体を喜んでいるようだ。地元の良さを再発見してほしい」と見守っていた。

 

【近場の良さ】

 椿中(松山市市坪南1丁目)は9月上旬、道後地区を散策してそのまま道後に宿泊し、2日目は鷲羽山ハイランド(岡山県)、四国水族館(香川県)などを訪れる1泊2日で実施した。当初は4月下旬に2泊3日で関西の予定だった。

 現3年生が2年生だった3月、少年式の記念行事として計画していた「道後村めぐり」が新型コロナの影響で中止となったこともあり、道後に滞在・宿泊する案を検討。従来の関西案とともにアンケートで保護者の考えを尋ねたところ、「道後だけでなく近県と組み合わせては」といった意見があり、実施プランを決めた。旅行後、生徒からは道後について「新鮮に感じた」という感想が多かったという。

 5月に広島・山口方面を予定していた北条小学校(同市北条辻)は県内旅行に切り替え、9月24、25日に実施する。初日は東予でマイントピア別子(新居浜市)などを訪れた後、松山市街地で班ごとの自由行動の時間を設け、道後に宿泊。2日目は南予で虹の森公園おさかな館(松野町)などを見学する。河合康徳校長は「近場だからこそ移動時間が短く、班行動の時間もゆっくり取れる」と話す。

 

【計画しても】

 市教委学校教育課によると例年、小学校は5月に広島や山口、大分方面に、中学校は4、5月に京阪神方面が多い。今年は新型コロナの影響で、市教委が8月以降に実施するよう要請。小中学校の3分の1ほどが9月中の実施を計画していたが、感染状況により再び延期したところもある。

 小野中学校(同市平井町)は4月に関西へ行く予定を、9月上旬に島根・鳥取方面へと変更していた。しかし、8月上旬に松江市の高校で大規模なクラスター(感染者集団)が発生したため、再延期した。その後、感染の広がりはなく落ち着いていることから、11月に改めて島根・鳥取方面へ向かう予定。

 市教委に事前計画が提出されていない学校も多く、検討中とみられる。市は現在開会中の9月定例議会に上程した一般会計補正予算案に、旅行の延期や行程変更などに伴うキャンセル料や追加経費の支援として3300万円を盛り込んでいる。

    ※新型コロナウイルス関連情報はこちら

    国税調査2020

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