聴覚や言語機能障害に対応
音声使わずスマホで119 宇和島圏域 12月スタート
2020年11月13日(金)(愛媛新聞)
聴覚や言語機能に障害がある人を対象に、スマートフォンの画面から音声を使わず119番通報ができるシステム「Net119」の宇和島圏域での運用が12月1日に始まるのを前に、利用者説明・登録会がこのほど、宇和島市住吉町1丁目の市総合福祉センターであり、参加した約20人が利点などを学んだ。
システムは宇和島地区広域事務組合消防本部など南予地域の5消防本部が「なんよNet119」として共同運用する。
同本部によると電話以外の通報はファクスやメールで手書きや文字入力といった操作が必要だったが、同システムではスマホなどの画面をタッチするだけで通報できる。画面上に表示される「救急」「火事」といった項目を選択し、場所は衛星利用測位システム(GPS)の位置情報を利用して伝達する。