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山瀬理恵子 アス飯コラム&レシピ紹介

⑯厚切り豚の中山産キウイソース 「腸活」にとても有意義

2020年11月21日(土)(愛媛新聞)

 

 アスリートに必要な栄養素を身近な食材でバランスよく取り入れる「アス飯」。提唱者の料理研究家、山瀬理恵子さんが毎月1回、愛媛の農林水産物の産地を訪ね、旬の献立を考案します。16回目はキウイフルーツをアレンジ。

 

 

 

 アスリートだけでなく、健康を気遣う全ての老若男女の栄養補給源として重要な果物。適度な水分摂取ができることに加え、ビタミンやミネラル、強力な抗酸化作用を持つポリフェノールといった機能性成分も豊富に含み、さらにはエネルギー源としても利用できる食材です。

 

 スポーツシーンでは、けがの治癒やトレーニングなどで過度なストレスがかかった選手の心身の回復やリフレッシュに最適。果物に多く含まれるクエン酸には疲労回復のほか、ミネラルの吸収を高める作用が期待できます。

 

 酸味と甘みのバランスのとれたジューシーな味わいと、グリーンの爽やかな色合い、切り口の美しさが魅力的なキウイフルーツは愛媛が生産量日本一。包丁で半分に切ってスプーンですくうだけで手軽に食べられる果物です。

 

 不溶性と水溶性の食物繊維をバランスよく含むので、腸によい食物や生活習慣を取り入れる「腸活」に非常に有意義。ビタミンCやタンパク質、鉄など17種類の栄養素の含有量を比較した「栄養素充足率スコア」ではキウイが果物の中でもトップクラスです。毎日の食卓で積極的に利用しましょう。

 

 

 

【ハーフタイム】

 

 食べ物を口に入れた瞬間、記憶がよみがえることがあります。五感によって受け取った心地よい香りや甘酸っぱいなどの味、色や形、温度や食感などは、いくつかの経路で快や不快などの本能的な感情を生み出しながら、記憶や体験などの過去の情報と照合する大脳辺縁系の一部、扁桃(へんとう)体に伝わるからとされています。伊予市中山地域のキウイフルーツのロケでは、この感覚を身をもって体験することになりました。

 

 熟したキウイを食べると、突然、故郷の北海道十勝郡浦幌町での幼少時代がフラッシュバック。自然を遊具にしていた山の中で発見したコクワ(サルナシ)の味にそっくりだったのです。43年生きてきた中で一番好きな野生の果実。思わず地元のいとこに連絡し、裏山のコクワを愛媛に送ってもらったほどでした。包丁で半分に切るとグリーンキウイに酷似。驚きと感動の出来事です。

 

 

 

【やませ・りえこ】

 

 アスリートのための「アス飯」を考案する料理研究家。夫は愛媛FCの山瀬功治さん。松山市在住。

 

    材料2人分

    豚厚切り肉
    2枚
    キウイフルーツ
    1個
    ブドウのマスカット
    5粒
    白ワイン
    大さじ2
    はちみつ、レモン果汁
    各大さじ1
    オリーブ油、塩、黒こしょう
    適量

    豚肉はあらかじめ塩、黒こしょうを振っておく。皮をむいたキウイとマスカットは5ミリ角に切る。フライパンにオリーブ油を入れ、豚肉を両面焼いたら取り出し器に盛る。

    ①と同じフライパンにキウイとマスカット、白ワイン、レモン果汁、はちみつを入れてさっと炒めたソースを作る。

    豚肉に②のソースをかける。足りなければ塩、黒こしょうで調整する。

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