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新型コロナ 第3波 県内

強まる警戒感 専門家ら啓発、油断せず予防策徹底

2020年11月21日(土)(愛媛新聞)

 

 11月に入り、県内で新型コロナウイルスの感染者の確認が相次いでいる。国内の感染者数は18日に初の2千人を大きく超えるなど、全国的な増加傾向が続いており「第3波」の拡大へ警戒感が強まる。寒さと乾燥が強まる冬本番を前に、関係者は感染予防策の徹底を強く呼び掛けている。

 県内では11日以降、20日までに20事例で計49人とほぼ連日の感染確認が続く。1日の感染者数では、5月に松山市の病院関連のクラスター(感染者集団)発生に伴って確認された最多の19人に次ぐ11人が19日に確認された。年代別では10代2人▽20代7人▽30代2人▽40代12人▽50代9人▽60代5人▽70代3人▽80代1人▽非公表8人。ほとんどの住所地が松山市だ。

 県内は夏場の「第2波」を終え、9月の感染者がゼロ、10月以降も散発的な事例にとどまっていた。県立衛生環境研究所の四宮博人所長は「第1波の緊急事態宣言解除後と異なり、第2波のピーク後は国内で1日に何百人もの感染者が出ていた。ウイルスがある以上、移動制限がなければ感染は広がる」とし、観光支援事業「Go To トラベル」による移動やイベントの増加、気候の影響などを指摘する。

 11月以降は例年、季節性インフルエンザが流行するなど感染症が広がりやすい時期だ。愛媛大医学部附属病院感染制御部の田内久道部長は空気の乾燥や換気の減少、屋内での活動の増加などを要因に挙げる。乾燥すると飛沫(ひまつ)の水分が蒸発して軽くなるため、ウイルスが空気中を漂いやすくなるといい、対策として部屋の湿度を保つことも呼び掛ける。

 第1波に比べ、医療提供体制やノウハウは蓄積されているとしつつ、今後、病院や高齢者施設など重症化のリスクが高い人が集まる場に感染が広がることを警戒。「施設などでいつもと違う発熱者が複数出てきたら早めに医療機関に相談してほしい」と訴え、各自が体調不良に早期に対応することが重要と説明する。

 11月の事例では県外滞在歴があったり、会食を共にする中で複数の感染者が出たりしたケースが多くあり、中村時広知事は18日、不特定多数が密集する会合への参加などを極力控え、県外での行動にも気を付けるようにとのメッセージを出した。知事は「一つの感染が地域に次々と連鎖し、市中に感染が広がるような事態には至っていない」としつつ、危機感を強めるよう求め、20日に県内の警戒レベルを一段階強める「感染警戒期」に移行した。

 四宮所長は、検査態勢の充実なども背景に第3波での感染者数が「一番増える」と見通し「重症者や死亡者数をいかに抑えるか。12月から1月にかけてが大きな試練」と強調。一人一人がマスク着用や手洗い、小まめな換気などの感染予防策を継続することが最も重要と促し「油断できないことを再認識してほしい」としている。

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