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生涯スポーツ特集in愛媛

目標は四国大会10年連続出場 卓球 加地富士子さん(85)

2020年11月22日(日)(愛媛新聞ONLINE)

 

 愛顔のスポーツフェスティバル愛媛銀行杯県卓球選手権大会兼四国卓球選手権大会県予選会が9月13日、県総合運動公園体育館で開催された。「ジュニア」から「エイティ」まで年代別に区分された大会に約380人が出場した中で、加地富士子さん(85)=砥部町=は最高齢選手だ。

 

 新型コロナ対策のため、シングルスのみを実施。加地さんは「女子エイティ」にエントリー。3人の総当たり戦で、昨年度の同大会で優勝を果たした加地さんは連覇を狙ったが、惜しくも1勝1敗。

 

 「残念ながら2位でした。敗因は練習の時のように動けなかったことと、張り替えたラバーにあまり慣れていなかったことです。もう少しやれると思いましたが、ちょっと悔しいです」と試合を振り返った。

 

 ただ、「女子エイティ」の四国大会への出場枠は「4」のため、8回目の四国大会出場権を獲得。「ラケットを前に振り切れず、レシーブが弱くなることが今後の課題。練習して臨みます」とさらなる技量向上を目指す。

 

 

 

 

 1935年生まれ。幼少の頃から特にスポーツはしていなかったが、ピンポン玉で遊ぶことは好きだった。「もともと卓球が自分の性に合っていたのでは」とほほ笑む。大人になってからも友人と卓球をすることはあったが、楽しむ程度。50歳を前に、知り合いから「試合でペアがいないため一緒に組んでほしい」と頼まれ、週に1回の夜間卓球教室に通うことに。これをきっかけに卓球の面白さにのめり込んだ。

 

 加地さんは「スマッシュが決まった時は爽快ですが、なかなか決まらない。難しいからこそ楽しい」と魅力を語る。

 

 60歳で定年退職してから媛卓会に入会。仲間とともに週3~5日は練習に励む。「相手の動きに対してどう対応するのか、考えることは難しいですが、面白くもあります」。一球一球に真剣な加地さんは、卓球仲間から「一番根性がある」「何事にも前向きで、周りの人のことを考えて気配りもできる」と信頼が厚い。

 

 卓球仲間の多くは60歳代。その中で加地さんは年齢差を感じさせない素早いフットワークを見せる。シングルス、ダブルスの練習を仲間と交代で行う体力も。加地さんのプレーに仲間からは「ナイスボール!」と掛け声が上がった。

 

 「卓球が好きだから、卓球をするために元気にしています」と加地さん。元気の秘訣(ひけつ)は食事。毎日、欠かさず3食をとり、栄養素のバランスを考えて調理する。朝、練習に向かう前のストレッチも忘れない。「これから先も元気に卓球をして、楽しく過ごしたい」。加地さんの目標は四国大会への10年連続出場だ。

 

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