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生涯スポーツ特集in愛媛

壮年、実年、シニアでも同級生で ソフトボール 新居浜523クラブ

2020年11月29日(日)(愛媛新聞ONLINE)

 

 

 

 

 新居浜523(ごふみ)クラブは昭和52、53年生まれの新居浜出身の同級生で結成したことから名付けられた。違う中学、高校で切磋琢磨し、社会人になってからも別々のソフトボールチームに所属していたが、「同級生」というキーワードで結びつき、40歳を機に結集。監督の田中耕作さん(43)と、選手の一井直也さん(43)が若いころに話していた「同級生でクラブチームを作りたいな」との夢が、20年越しの2017年12月に結実した。

 

 40歳以上の壮年ソフトボールの2大全国大会は、日本スポーツマスターズ大会と全日本壮年ソフトボール大会。新居浜523クラブの「全国大会で試合をしたい」との目標には、結成直後に手がかかっていた。

 

 チーム結成翌年、18年に日本スポーツマスターズ県予選で、出場15チームの頂点に立ち、全国への切符を手に。しかし北海道で行われる予定だった全国大会は、北海道胆振東部地震のため開催中止に。

 

 19年の日本スポーツマスターズ県予選では敗退を喫し、今年こそ全国でのプレーを、と意気込んでいた矢先のこと。新型コロナの影響で日本スポーツマスターズ愛媛大会の中止が決定した。再度、悔しい思いをすることとなったが、代替大会として用意された県壮年ソフトボール大会への出場を決めた。

 

 9月27日、松山市別府市民運動広場には、ベスト8に勝ち残った強豪チームが集結。新居浜523クラブは準々決勝を5-0、準決勝を7-4で勝ち上がり、決勝の舞台へ。対戦相手は20年松山市壮年男子大会(兼全日本大会)で優勝していたブラックス壮年(松山市)。最終回、初回から得点を積み重ねた新居浜523クラブは5点のリードがあったが、ブラックス壮年の最後の猛攻に耐えていた。この日、2試合を投げ切っていたエースピッチャー・小林進也さん(43)にも疲労の色が見えていた。最後の打者を打ち取り、8-5で優勝を果たした。

 

 ピッチャーを中心に選手たちは諸手を挙げて喜ぶ。全員が気の合う仲間たちとともにつかみ取った勝利をかみしめていた。

 

 小林さんはこの日の3試合完投。「野手のみんなに助けられ、何とか最後まで投げきることができた」と試合を振り返り、チームメイトへの感謝を述べた。勝因は、「楽しんでプレーできたこと」と選手たちは破顔して答えた。

 

 ソフトボール競技は50歳以上で編成される「実年」チーム、59歳以上の「シニア」チームのカテゴリーがあり、それぞれの年代で大会が催されている。「全員が同級生なので将来も実年、シニアでも一緒にソフトボールを楽しみたい」と田中さんは語った。同級生ならではの抜群のチームワークで、これからも目標に向かって突き進む。

 

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