新規事例は2事例の2人
新型コロナ 県内で新たに3人
2020年12月1日(火)(愛媛新聞)
県は30日、新たに松山市の3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染確認は計314人となった。重症者は4人。新たな感染者のうち1人は既存事例の関係で、新規事例は2事例の2人。11月に発生した六つのクラスター(感染者集団)関連の新たな感染確認はなかった。1日当たりの感染確認数は減少傾向にあるが、県庁で臨時会見した中村時広知事は「気の緩みが一番怖い」と強調。職場の会合や帰省した友人、家族らとの会食の機会が増える年末年始に向け、感染回避行動の徹底を重ねて訴えた。
県によると、新規事例2人は70代の無職の男性と40代の男性会社員。ともに発症前2週間に県外滞在歴はなく、発熱などがあった。70代男性が高齢者施設のサービスを使っているとの情報はない。
既存事例関係は40代の自営業の男性。29日に感染を公表した市内の30代女性の濃厚接触者で、発熱やせきなどがあった。
クラスター関連では、高齢者施設「ツクイ・サンフォレスト松山」のデイサービスを利用していた入居者1人が感染した、市内のサービス付き高齢者向け住宅「ココファン松山大手町」の利用者や職員は、全て陰性が確認された。施設名非公表の高齢者施設の事例は調査を続けており、感染者が確認されたショートステイ以外のフロアの利用者や職員の検査を進める。
松山市のスナック「会員制 真野」と「ラウンジ おおた」は、最終営業日から2週間が経過する12月1日と2日まで、該当期間(真野は11月7~17日、おおたは同16~18日)の利用客に注意を呼び掛ける。
休校していた松山市雄新中学校や聖カタリナ学園高は再開。30日の臨時休校は松山市の公立1校だった。
県によると、11月の感染確認は29日現在で計198人となり、うち123人が六つのクラスター関連。
※新型コロナウイルス関連情報はこちら