発信!松山聾学校生記者
手話パフォーマンス甲子園 チーム力で賞つかむ
2020年12月22日(火)(愛媛新聞)



エンディングを笑顔で飾る生徒たち(画像は大会に提出した動画から切り出しました)

エンディングを笑顔で飾る生徒たち(画像は大会に提出した動画から切り出しました)
9月に行われた「第7回全国高校生手話パフォーマンス甲子園」。松山聾学校高等部は昨年に続き済美高校と合同で出場し、参加15チームの中から全日本ろうあ連盟賞を受賞した。
作品は「パンデミック~緊急事態宣言から生まれたNew Life」。コロナ禍での知事会見に手話通訳が付き始めた変化をモチーフに用い、「同じ場所、同じ時間に、健常者と同じものを共有したい」との願いを歌と演劇で表現した。演技時間8分。両校合わせ12人が演じた。
合同練習は感染防止のため十分できなかったが、相手に届くはっきりと大きな手話表現をすること、笑顔を心がけることなどで各自全力を尽くした。
審査では「全体的な構成や手話表現が素晴らしかった」との評価があったほか、「チームワークが素晴らしい」「多様なメンバー一人一人の役割をうまく決めていた」などの指摘があった。
大会に初めて参加した1年生は「他校の生徒と一つのことに取り組むこと自体初めて。互いに協力する大切さを学ぶことができた」と喜んだ。
今大会は感染予防のため参加校が事前に動画を提出、当日は会場と各校をつないだリモート開催となった。


【目線】
【高等部取材班】
受賞を全員が喜び、来年に向け奮起する生徒までいたのが印象的だった。3年生は卒業してしまうため、同じメンバーでの再挑戦はかなわないが、新たなメンバーで次こそ優勝を勝ち取りたい。(K)
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タイトルカットは松山南高砥部分校デザイン科制作。高校生記者の活動は愛顔(えがお)スポーツ応援アプリ(愛媛新聞ONLINEアプリ)で随時更新。