タイなど各地に売り込みへ
早朝初競り声高く 八幡浜市営魚市場
2021年1月6日(水)(愛媛新聞)

八幡浜市営魚市場の初競りで、目当ての魚を競り落とす仲買人ら

八幡浜市営魚市場の初競りで、目当ての魚を競り落とす仲買人ら
四国有数の水揚げ量を誇る八幡浜市営魚市場(八幡浜市沖新田)で5日早朝、2021年の初競りがあった。沖合底引き網漁(中型トロール漁)の1統2隻が入港し初日の取扱量は昨年の約3倍増となったが、新型コロナウイルスの影響で魚価が著しく低迷し取扱金額は前年並みとなった。
市場には水揚げされたばかりのタイやイサギ、サバなど100種類以上がずらり。競り人は「ハイ、なんぼなんぼ」と声を上げ、仲買人が上着で隠した指で買値を示し、次々と落札していった。
八幡浜漁協によると、新型コロナの影響で関東圏への出荷が激減しており、関西や中部、九州への出荷が中心になりそう。