先生も勉強真剣 冬休み
「GIGAスクール」実現へ 新居浜で660人研修会
2021年1月11日(月)(愛媛新聞)
児童・生徒1人1台の学習者用端末と高速大容量の通信ネットワークを整備する「GIGAスクール構想」の実現に向け、新居浜市教育委員会は冬休み期間中を利用した4~8日、市内の全小中学校教職員約660人を対象に研修を開いた。中萩小学校(同市中萩町)では7日、約50人が情報通信技術(ICT)機器の基本的な操作方法を学んだ。
各校の代表者研修や自主研究グループによる勉強会は開いてきたが、全教職員対象の研修は初めて。参加者は動画編集ソフトを使って、画像にアニメーションをつけたり、音声を吹き込んだりして授業での有効な活用法を探った。
高橋和宏教諭(35)は機器の操作を「思っていた以上に簡単で子どもはもっと使えると思う」と期待。「総合的な学習でまとめたものを発表、共有するなど学びのあり方が広がりそう」と展望を述べた。
市教委によると、今後家庭学習での活用も視野に入れ段階的に準備を進めるという。