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前見据え今季フル出場

病と闘い立つピッチ 愛媛FCL筬島 バセドー病再発越え

2021年6月2日(水)(愛媛新聞)

バセドー病と向き合いプレーしてきた経験を語る愛媛FCレディースの筬島彩佳=5月28日

バセドー病と向き合いプレーしてきた経験を語る愛媛FCレディースの筬島彩佳=5月28日

バセドー病と向き合いプレーする愛媛FCレディースの筬島彩佳=5月29日、県総合運動公園球技場(撮影・柳生秀人)

バセドー病と向き合いプレーする愛媛FCレディースの筬島彩佳=5月29日、県総合運動公園球技場(撮影・柳生秀人)

バセドー病と向き合いプレーしてきた経験を語る愛媛FCレディースの筬島彩佳=5月28日

バセドー病と向き合いプレーしてきた経験を語る愛媛FCレディースの筬島彩佳=5月28日

バセドー病と向き合いプレーする愛媛FCレディースの筬島彩佳=5月29日、県総合運動公園球技場(撮影・柳生秀人)

バセドー病と向き合いプレーする愛媛FCレディースの筬島彩佳=5月29日、県総合運動公園球技場(撮影・柳生秀人)

 「さあこれから」という上り調子の時の発病、そして再発にもめげることはなかった。サッカー女子のプレナスなでしこリーグ1部を戦う愛媛FCレディース(L)副主将のMF筬島(おさじま)彩佳(23)は、バセドー病と闘いながらピッチに立ち続ける。持ち前の前向きさと切り替えの早さで逆境をはね返してきた。

 

 「あまりにもおかしい」。体の異変を感じたのは、環太平洋大短大部に在籍していた2017年春のシーズン始め。走り込みはおろか、日常生活でも息が切れるようになった。

 

 貧血じゃないかとチームメートに心配され病院へ。告げられたのは、甲状腺ホルモンが過剰分泌されるバセドー病だった。病名は聞いたことがあるが、詳しくは知らなかった。

 

 思い当たる節があった。16年12月に招集されたユニバーシアード日本女子代表候補トレーニングキャンプでベストが出せなかった。だから、病名を聞いたときはどこか納得し、安心する部分もあった。不調を「病気のせいにしちゃえ、ぐらいに思った」。気持ちの切り替えにさほど時間はかからなかった。

 

 2、3カ月は練習に参加できなかった。薬の量は多く、じんましんなどの副作用も現れた。一方で食欲は収まらず、体重は10キロ増加。それでもサッカーをやめようとは思わなかった。まずは体重を落とすなど徐々にトレーニングを再開し、戦いの舞台に戻った。

 

 再発したのは、チームで存在感を示し、ポジションを獲得し始めた19年夏。自覚症状も全くなく、さすがにショックだった。

 

 しかし、リーグ戦休止期間だったことをプラスに捉えた。スーパーの品出しの仕事を約1カ月半休ませてもらうなど会社の理解もありがたかった。後期戦開始に復帰を間に合わせ、19年10月に念願の1部昇格を果たした。

 

 筬島は「今季はメンバーが大きく入れ替わり、精神的・技術的な支えの選手がごっそり抜けた。自分がその立場にならないと」。失点や敗戦が続いても「終わったことはどうしようもない。次やるしかない」とサッカーができる喜びをかみしめ、常に前だけを見据えている。

 

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