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共通テスト「数学ショック」の余波 河合塾データでみる愛媛の受験生

 

 

河合塾マナビスの白石和也さん

河合塾マナビスの白石和也さん

共通テストの開始を待つ受験生=1月15日午前9時10分ごろ、松山市文京町の愛媛大

共通テストの開始を待つ受験生=1月15日午前9時10分ごろ、松山市文京町の愛媛大

共通テストの試験会場に集まる受験生ら=1月15日午前、松山市文京町の愛媛大

共通テストの試験会場に集まる受験生ら=1月15日午前、松山市文京町の愛媛大

 「難しかったよなあ」。1月15、16日に行われた大学入学共通テスト。松山東高出身の浪人生は、2日目の数学Ⅰ・A終了後、すぐに周囲の友人に話し掛け、手応えを確認した。

 それまでの模試では毎回100点満点の90点以上を取ってきたほど自信があった科目。それが一つ一つの問題のレベルが高く、時間も不足気味だった。「過去問や模試とは全然違っていました。まったく別物。時間を掛けても解けないような問題がありました」。自己採点では60点台だったが、予備校の先生からの「俺でも満点は取れんわ。十分取れているから大丈夫」との言葉に励まされたそうだ。

 2年目となった今年の共通テストは平均点の大幅な低下がニュースになり、特に数学(Ⅰ・A、Ⅱ・B)の急激な難化には「数学ショック」という言葉まで飛び交った。大手予備校の河合塾が公表したデータなどを基に、今年の共通テストを振り返る。(坂本敦志)

 

河合塾マナビスの白石和也さん

■23年も数学は高難度を継続?

 大学入試センターが発表した共通テストの中間集計によると、数学Ⅰ・Aなど6科目で前身のセンター試験を通じて平均点が過去最低となった。新傾向の問題が多かった数学Ⅰ・Aは40・25点(昨年の確定値57・68点)で17・43点の低下。文章量が増えた数学Ⅱ・Bも、過去最低ではなかったものの45・89点(59・93点)と14・04点下がった。

 河合塾マナビス中予マナビス運営部次長・校舎長の白石和也さんは「数学は得点分布が昨年より大幅に低く推移しており、難関を目指す受験生が苦戦し、それ以外の受験生も手こずった様子がうかがえます」と解説する。

 今回の難易度についてはさまざまな見方があると話す。「思考力、表現力、判断力を問うと打ち出して2年目。その観点であればそれに見合った内容だと思います。ただ、それは2次試験でよいのではないかという視点に立てば、高校、中高一貫校で習った水準の延長よりは飛び出ている印象です」

 これまでは難易度が高かった翌年は下がる傾向もあったが、23年以降もこの出題水準が維持されるのだろうか。「大学入試改革の目的を考えると、今回の出題は『今後、このレベルまでは求めます』というメッセージと受け止めなければならないと感じています。それに合わせて準備しておくことが賢明でしょう」

 対策としては・・・

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