発信!新居浜南高校生記者
サイクリング同好会 銀輪駆け 地域魅力PR
2022年2月6日(日)(愛媛新聞)




新居浜南高校は2020年4月、「地域の魅力発信高校生サイクリング推進事業」の協力校に指定され、サイクリング同好会が誕生した。1年次生7人、2年次生3人の男女10人が所属。「地域の情報発信」をキーワードに古里のロードを駆け巡り、生き生きと活動している。
顧問の田村信生教諭(45)は「遊んで学ぶ」をモットーにしており、活動内容は多彩。そのひとつが「チョットした歴史文化遺産」、通称「チョ歴」だ。市内を中心に寺院や名所を巡り、気になった石碑などを調べて写真共有アプリ「インスタグラム」で発信する。田村教諭は「高校生ならではの視点で地域の魅力を発信しているので注目してもらいたい」と取り組みの独自性を強調する。
これらの活動が評価され、秋田公立美術大主催の「超おもしろ活動高校生クリエイティブキャンプ2020」で銅賞を獲得。昨年2月には県東予地方局など主催の「高校生による歴史文化PRグランプリ」でプレゼンテーションし最優秀賞に輝いた。
新たな活動も始めた。西日本豪雨などを教訓に「防災地理部」(顧問・羽藤英二東京大教授)に加入し、オンラインでの勉強会に参加している。
同好会会長の2年次佐薙花音さん(17)は「クロスバイクはスピードが出る。その速さで新居浜の良さを探すのが楽しい」とアピール。副会長の2年次千葉愛叶さん(17)も「新型コロナウイルスの状況が良くなれば、他校との交流も積極的にしたい。さまざまなコンテストに挑戦して賞を獲得したい」と目を輝かせた。


【目線 文芸部】
サイクリングを楽しむ思いや地域の魅力を発信することへの熱意がいっぱいあふれていた。学年を問わず和気あいあいとした雰囲気から、みんなの固い絆を実感した。(I)
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