春の四国高校野球出場校紹介
松山聖陵高校野球部(愛媛2位)
2022年4月18日(月)(愛媛新聞)
春季四国地区高校野球大会は23、24、29日に徳島県のむつみスタジアムとJAアグリあなんスタジアムで行われ、愛媛からは県大会優勝の松山商と準優勝の松山聖陵が出場する。
【主戦安定 守備に強み】
突出した選手はいないが、県大会準決勝で西条の好投手を後半に捉え逆転するなど勝負どころで力を発揮し、3年ぶりの四国大会に駒を進めた。
「軸になる投手を4人はつくりたい」(荷川取監督)との方針から、県大会4試合で5人がマウンドに上がり経験を積んだ。左腕喜納は130キロ台の速球が力強く、ファウルでカウントが取れる。スライダーやチェンジアップも腕が振れ、計19回で防御率0・95と安定。右横手の親川はスライダーが切れ、決勝で先発し好投した軟投派の田辺も控える。
チーム打率は2割6分と高くないが四死球31を奪い、得点圏に走者を進め揺さぶる。長打が期待できる森田や広角に打てる新垣ら打率3割超の1~5番のつながりがポイントになる。
守備は失策2。捕手高田が全体を統率し大崩れの心配がない。三塁手からコンバートした遊撃彦坂は打球判断がよく、足も動く。