
イノウエカナコの段畑日記 ⑦Let's Cook!!
無事収穫を終え、段ボールいっぱいになったジャガイモを、せっかくならいろんな料理で味わいたい。ならば地元の皆さんに教わるのが一番だろうということで、段畑の麓にある「だんだん茶屋」に持ち込んだ。
5月31日(火)晴れ

段畑の麓にある「だんだん茶屋」。ジャガイモ料理などを楽しめる
「だんだん茶屋」は段畑の景観保全などに取り組むNPO法人「段畑を守ろう会」が運営し、ジャガイモや地元の魚を使った料理を提供している。会のメンバーでジャガイモ料理を担当している松田カヨ子さん(73)が、お勧めの4品を伝授してくれた。
「まずは珍しいのからしようかしら」と松田さんはスライサーを取り出した。「酢の物にするとシャキシャキしておいしいのよ」。ジャガイモの酢の物? 25年の人生で一度も聞いたことのない料理…。一体どんな味なのか。早速作ってみることに。

教えてくれるジャガイモ料理担当の松田カヨ子さん(左)。見よ、慣れた手つきを
ピーラーでジャガイモの皮をむいてスライサーで極細の千切りにしていく。普段、料理は気が向いたときにする程度。千切りなんてほとんどしたことがない。ちゃんと切ったはずのジャガイモが蛇腹状につながっていた。悲しい。彩り用にキュウリも千切りにして、塩をして絞る。
松田さんによると酢の物は食感がポイント。水からジャガイモを火にかけ、沸いたら下ろすとシャキシャキ感が残る。冷水で冷やしてキュウリと合わせ、松田さん特製の合わせ酢をかけると、一見ジャガイモと分からない未知の料理が完成した。

シャキシャキ感を残すコツは・・・
次はみそ風味肉じゃが。松田さんは「電子レンジを使って簡単に作れる」と太鼓判を押す。こちらは皮をむかずに一口大に切り、竹串がスッと通るまで電子レンジで加熱。フライパンに油を敷き、ジャガイモに焼き色を付けて豚肉を投入。あとは合わせておいたみそだれを加え、さっと炒めれば出来上がり・・・
ちなみに、全部で4品作ります!!秘伝のレシピも公開してます