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総務審議官 谷脇康彦氏
松山市出身で総務審議官の谷脇康彦氏が執筆。第1、3水曜に更新しています。
1984年に郵政省(現総務省)に入省し、電気通信局事業政策課課長補佐、郵政大臣秘書官、情報通信国際戦略局情報通信政策課長、総務省大臣官房審議官(情報流通行政局担当)、総務省情報通信国際戦略局長、総務省政策統括官(情報セキュリティ担当)などを歴任。情報通信に精通し、2018年7月から総合通信基盤局長。2019年12月から総務審議官を務める。著書に「ミッシングリンク~デジタル大国ニッポン再生」などがある。
谷脇氏は「インターネットの世界というと、すごく難しく、一部の専門家のものと思うかもしれない。だが経済のエンジンでもあり、国の経済成長を支える重要なマーケットでもある。新鮮で分かりやすいテーマでいろいろなことを紹介していきたい。例えば、大量のデータを解析するビッグデータやオープンデータ、インターネットの進化やスマートフォン(多機能携帯電話)の普及で生活がどう変わるのかなど」と語り、E4について、「ソーシャルと連動するE4は、利用者が意見交換や情報共有できるコミュニティーの場になってほしい」と話している。
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