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魅力度ランキング

2021年10月17日(日)(愛媛新聞)

 江戸時代、相撲の番付をまねた格付け表が世に出回るようになった。印刷物が影響力のある情報媒体として広まったことが大きい▲

 

 名所や特産、売れている文化人など、あらゆるジャンルの番付が登場。「諸国温泉功能鑑(こうのうかがみ)」と命名された番付では、最高位の大関に群馬・草津と兵庫・有馬が並ぶ。道後も評価は上々で、小結に位置。庶民はこうした番付を眺め、旅情を誘われたのだろう。現代でも、はやりを知る上で欠かせないものである▲

 

 民間シンクタンクが発表した2021年の都道府県別魅力度ランキングに、群馬県知事がかみついた。同県は昨年の40位から44位に下落。「県民の誇りを低下させる」として法的措置も検討するというから穏やかでない▲

 

 昨年は、最下位の栃木県の知事がシンクタンクを訪れ、調査方法の改善を申し入れた。その効果かどうかは分からないが、41位に浮上。愛媛は32位で前年の24位から大幅ダウン。なぜ…▲

 

 この種の話題は、捉え方次第のところも。出版社の住みたい田舎ランキングで西条市が全国1位に選ばれた時は素直に誇らしかった。「スタバはないけどスナバはある」。かつて鳥取県知事が現状を逆手にとって、地域資源の価値を分かりやすくアピールした例もある▲

 

 人々のお国自慢意識がある限り、各地の魅力度を探るニーズは尽きない。ランキングは自らの地域が磨けているかどうか、冷静に見つめる機会とするのがよさそうだ。

 

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