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224日()

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なんでそうなる?

2018年2月24日(土)(愛媛新聞)

 「なんでそうなるの?」とは萩本欽一さんの懐かしの名ぜりふ。近ごろも、そうぼやきたい「笑えぬ現実」が続く▲

 「学校で何人子どもが撃たれたか」「戦争で使う銃が店で買えるなんて」。米フロリダの高校銃乱射事件後、涙ながらに銃規制を訴える生徒や遺族に、トランプ大統領はこう答えた。「解決方法を見つける。教師に銃を持たせよう」―なぜ?▲

 銃も危険も、増やしてどうするのか。その場でも反対が多かったのに、翌日すぐ治安当局者に「武装する教師へのボーナス支給」を提案した。最高権力者の軽々しい思いつきと、想像力の決定的欠落に身震いする▲

 「なぜそうなるの」と戸惑う非論理的な政治の言葉は、日本でも。裁量労働制に関するでたらめなデータ処理問題で、首相らは「不適切で発言撤回も反省もするが、再調査はせず結論も変えない」の一点張り。話の前段と後段が全くつながらない▲

 厚生労働相が「ない」と答弁した調査票の原票は「地下室で見つかった」らしいが、「私の責任だが辞めない」。もはや現政権の「おなじみの論理」である。根拠データが誤りなら裁量制拡大という結論も見直すべきと追及され、別の関連法案を突然引き合いに出し「時間外労働の上限規制もすべきではないということか」と開き直った。誰もそうは言っていないのに▲

 命が懸かった政策を語る言葉の貧しさと、間違った「解決方法」にノーを。「そうなる」前に。

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