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バナナの皮

2018年4月25日(水)(愛媛新聞)

 バナナの皮は滑りやすい。これを実証したのは北里大名誉教授の馬渕清資さん。4年前、ユーモアかつ、示唆に富む研究に贈られるイグ・ノーベル賞を受賞し話題となった。そんな馬渕さんも「一本取られた」と思っただろうか。皮ごと食べられるバナナが開発された▲

 岡山の農業法人の技術者、田中節三さんが手掛ける。門外漢ながら好きが高じて研究を重ね、約40年かけて製法を確立した。種子をいったん凍結し、耐寒性を強化。あえて負担を掛けることで成長力が覚醒され、早く、甘く育つという▲

 本来、常夏の地域でしか育たないバナナだが、国内栽培を可能にした。全国の遊休地を活用して広めたい、と意気込む。皮の苦みはほぼなく「丸ごと栄養が取れる」と田中さん。皮ごと食べれば滑る心配はない▲

 英語で「バナナの皮」は公職、特に政治家の失態、失言を指す。滑りやすさから危険やつまずきとして連想されたらしい。きのう辞任が決まった財務次官のセクハラ疑惑を巡り、「足を滑らせた」自民党議員に批判が強まる▲

 女性記者による週刊誌への情報提供に対し「ある意味で犯罪」と発言。セクハラ撲滅を訴える野党議員らの写真を添付して「セクハラとは縁遠い方々」と投稿した▲

 森友・加計問題、日報隠蔽(いんぺい)など政権の疑惑が続出するさなか、政権・与党のおごりがにじむ。滑りやすい足元だけではなく、国民の厳しい視線こそしっかり見なければ。

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