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2019
219日()

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カワウソたち

2019年2月19日(火)(愛媛新聞)

 ニホンカワウソとコツメカワウソがもめている。それぞれをモチーフにした「ゆるキャラ」である高知県須崎市の「しんじょう君」と、東京の芸能事務所で活動する「ちぃたん☆」だ▲

 同じ作者によるデザインで、見た目はきょうだいのよう。そのためか、ちぃたん☆がネット上の動画で披露する過激なパフォーマンスへの苦情が、須崎市に殺到してしまった。市が「著作権の侵害」などとして活動停止を求める事態となっている▲

 しんじょう君は、3年前に松山市で開かれた「ゆるキャラグランプリ」で優勝。人気が広がり須崎市のふるさと納税が増えるなど、PRに欠かせない存在だ。市は「キャラに罪はない」としているが、愛らしいキャラに争いごとが持ち込まれたのは残念▲

 ニホンカワウソは、40年前に須崎市の新荘川で目撃されて以来、国内では見つかっていない。環境省のレッドリストでは「絶滅種」となってしまったが、県獣に指定する愛媛県などは、生息へ望みをつないでいる▲

 一方のコツメカワウソも主な生息地の東南アジアで絶滅が危ぶまれている。日本ではペットとしての転売を狙った密輸で逮捕者が相次いでいる。命を軽々しく扱う身勝手は憤まんやるかたない▲

 カワウソたちの生きていく環境を壊した原因が人間にあることは言うまでもない。もともと縁が深いゆるキャラ同士、争うのではなく、人々の関心を高める活動で共闘する姿がみてみたい。

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