社会 連載一覧
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- 2022年6月~連載 避難者 11年の思い 福島事故愛媛訴訟 最高裁判決を前に 東京電力福島第1原発事故で福島県から愛媛県に避難した住民が国に損害賠償を求めた訴訟の上告審判決が17日、最高裁第2小法廷で言い渡される。国の責任が焦点となっている判決を前に、原告や支援者らの思いをあ……
- 2022年5月連載 核のごみ問題は今 北海道寿都町ー本紙記者視察 四国電力伊方原発(伊方町)など原発の運転に伴って発生する高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定を巡り、北海道の寿都(すっつ)町と神恵内(かもえない)村が2020年、第1段階の文献調査を受け……
- 2022年5月連載
戦争はしたくない えひめ 大学生と憲法とウクライナ【戦争 平和 若者の思いは 9条・核・徴兵… 愛媛大生議論】
「こんなことが本当に起きるなんて」。ロシアがウクライナに侵攻して2カ月余り。罪のない命が奪われ、人々の生活の場が破壊されていく惨状は、……
- 2022年4月~2022年5月連載 鉛色の空 愛南・深浦爆撃77年 1945年4月26日、愛南町深浦(当時は東外海村)が米軍に空襲された「深浦爆撃」から77年。後日の不発弾爆発を含め、26人の住民が死亡した惨劇を知る人は決して多くない。一方、同爆撃は同じころあった今……
- 2022年1月アーカイブ 脳出血後遺症と向き合う えひめ 高校生の歩み 2020年8月に脳出血を発症し、後遺症の右半身まひや「見えない障害」とも言われる高次脳機能障害(失語症や記憶障害など)と向き合う松山市の男子高校生がいる。松山北高校の佐川陸さん(17)。発症時の一命……
- 2022年1月アーカイブ
愛媛で生きる 元地域おこし協力隊員の選択 都市部の若者らが過疎地域に住み、さまざまな活動を通じて活性化に尽力する「地域おこし協力隊」。県内自治体が募集を始めて10年以上がたち、担当地域に定住する人も増えた。
隊員は最長3年の任期を地域で……
- 2021年11月アーカイブ 学校の片隅で 教員の性暴力を考える・愛媛 わいせつ行為などで免許を失効した教員が再取得を申請しても、都道府県教育委員会の判断で拒否できるようにする新法が5月に成立し、教員による性暴力を抑止する動きが強まっている。児童生徒の被害根絶に向け、学……
- 2021年8月アーカイブ 手記は語る シベリア抑留記 愛媛から発信 戦後76年の記憶 叔父の手記を世に出せないか―。2020年末、上島町岩城の福井敦子さん(79)が、1冊の分厚いノートを差し出した。表紙を開けると筆で「私のシベリア抑留記」としたためられている。整然と並んだ文字の合間に……
- 2021年8月アーカイブ 生きるあなたの思い出と 日航ジャンボ機墜落 県人遺族の36年 最愛の人を奪ったあの夏が巡る。520人が亡くなった日航ジャンボ機墜落事故は12日で36年。愛媛県出身者は働き盛りの男性3人(35歳、40歳、50歳)と女性2人(21歳、28歳)の計5人が犠牲になった……
- 2021年7月アーカイブ 未来への階段 西日本豪雨3年えひめ 見慣れた古里の風景を一変させた西日本豪雨から7日で3年がたつ。被災地では時の経過とともに復旧・復興への歩みが各所で見られるが、地域や被災者によってその差は異なる。苦い経験を糧によりよい未来を築くこと……
- 2021年6月アーカイブ 新居浜駅開業100周年 新居浜市の陸の玄関として、まちの発展や変わりゆく景色を見守り続けてきたJR新居浜駅が21日、開業100周年を迎える。1921(大正10)年6月21日、予讃線の伊予土居―伊予西条間の開通に合わせて開業……
- 2021年5月アーカイブ 自分らしく生きる 憲法と愛媛のいま ありたい自分で生きる―。当たり前のようで、それがかなわない人々がいる。異性以外との結婚を望む性的少数者。選択的夫婦別姓を望む男女。日本国憲法が施行された74年前、法が想定していなかった人々が今、自分……
- 2021年5月アーカイブ コロナが隔てたもの 感染者の声えひめ 2020年3月に県内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されて約1年2カ月。これまでに2千人を超える県民らが陽性となり、5月1日時点で41人が死亡している。人々を追い詰めるのは病気だけではない。……
- 2021年3月アーカイブ 災禍に備える 芸予地震20年 芸予地震から20年。愛媛大学術調査団のメンバーだった森伸一郎大学院理工学研究科准教授(64)=地震工学=に、県内に影響を及ぼす地震の特徴や、防災上留意すべき点などを聞いた。
- 2021年3月アーカイブ いのちに寄り添う 愛媛の緩和ケア30年 すべての人に必要な、いのちに寄り添う緩和ケア。発足30年を迎えた愛媛緩和ケア研究会の歩みを振り返りながら、県内の医療現場の取り組み、携わる人々と患者・家族の思いを紹介する。
- 2021年3月アーカイブ 私たちと3.11~愛媛と東北を結んだ10年~ 東日本大震災から10年を迎えようとしている。県内のボランティアは発生直後から被災地に駆け付け、がれきの撤去や炊き出し、修学旅行での被災地訪問などさまざまな支援を行ってきた。今も続く「支援の輪」の軌跡……
- 2020年4月~2021年2月アーカイブ この人の物語 えひめ 100人いれば100通りの人生がある。老いや病気、大切な人との別れなど、誰の身にも起こりうるけれども、同じことは二つとない。一人に一つずつ紡がれていく、泣いて、笑って、懸命に前を向いた物語。まずは、……
- 2021年2月アーカイブ 悲劇の記憶 えひめ丸事故20年 米ハワイ沖で宇和島水産高校の生徒と教員、乗組員計9人が犠牲になった「えひめ丸事故」から10日で20年を迎える。県政にとどまらず、国政、ひいては日米関係にも影響を与えた衝撃的な出来事に、県や国の関係者……
- 2020年12月~2021年1月アーカイブ 「帰還困難」の大地 福島原発事故10年 愛媛への教訓 来年3月、原発事故から10年になる。福島には今なお自宅に帰れない住民がいる。歯を食いしばり頑張っても、元通りの活気を取り戻せない産業がある。万が一、原発で重大事故が起きれば、住民はどう逃げるのか。過……
- 2021年1月アーカイブ 進むプログラミング教育 愛媛の小学校は今 2020年度から小学校で必修化された「プログラミング教育」。といっても、子どもたちの時間割に、新たな教科として加わったわけではない。算数、理科、音楽といった既存の教科やクラブ活動などの学校生活で横断……
- 2020年10月アーカイブ ママを笑顔に~愛媛・広がる産後ケア 出産後の女性が病院や助産所で心と体をゆっくり休めながら、助産師らから育児の仕方を教わる「産後ケア」が県内で広がっている。事業を実施する市町の数は昨年の6から14と倍以上に増えた(愛媛新聞調べ)。母に……
- 2020年9月アーカイブ コロナ×災害 どう逃げる えひめ・変わる避難 新型コロナウイルス禍の中で大規模災害が発生―。最悪だが、起こり得るシナリオだ。気候変動で過去に経験のない猛烈な台風、豪雨が毎年のように国内各地を襲っている。県内は南海トラフ巨大地震の被害も想定されて……
- 2020年7月アーカイブ 復興への歩み 西日本豪雨2年えひめ もう2年か、まだ2年か―。県内全域に大きな被害をもたらした西日本豪雨。地域で肩を寄せ合い、前に進んできた住民がいる。他方で、住宅や産業など暮らしの立て直しから、治山や堤防建設の公共事業まで、地域の再……
- 2020年6月アーカイブ 「生きる」を手伝う 障害福祉相談のプロ西村さんの日々 えひめ 「私の仕事は、生きてることのお手伝いです」―障害福祉の分野で、本人や家族の要望を聞き必要な支援サービスにつなぐ「相談支援専門員」という専門職がいる。中でも、日本訪問看護財団の松山相談支援センター管理……
- 2020年5月~2020年6月アーカイブ コロナに負けない 愛媛県関係者からのメッセージ 新型コロナウイルスの感染拡大が国民生活に大きな打撃を与えている。医療や経済、教育など影響は計り知れないが、支え合い、励まし合って難局を乗り越えたい。各界の愛媛県関係者からのメッセージを紹介する。
- 2018年11月~2020年5月連載 豪雨時代を生きる 被災地・愛媛から 気候変動の影響で、毎年のように国内各地で異常気象による災害が発生するようになっている。今年7月には西日本を中心に広い範囲を豪雨が襲った。愛媛ではダムが緊急放流に追い込まれて町並みが泥の川に沈み、40……
- 2020年5月アーカイブ 忍び寄る魔手 愛媛・特殊詐欺の今 電話で被害者を信頼させ、現金をだまし取るなどする特殊詐欺。犯人の話術は巧妙化し、あの手この手で高齢者らを食い物にしている。新型コロナウイルス感染拡大で自宅に多くの人がこもる中、政府の一律10万円給付……
- 2020年5月アーカイブ コロナと憲法 愛媛から考える 新型コロナウイルスの感染拡大は社会全体を揺さぶり、私たちの暮らしの根幹にある憲法にもさまざまな問題を投げかけている。5月3日の憲法記念日、新型コロナと憲法の関係について考察を深めたい。
- 2020年3月アーカイブ 子どものために連帯を 愛媛・児童虐待防止研修会報告 全国で子どもの虐待死が相次ぎ、関係機関の協力の在り方が課題となる中、医療職の立場から多機関連携の在り方を考える県医師会の研修会がこのほど、松山市内であった。県内医療機関の現状報告があり、行政や捜査機……
- ~2020年1月アーカイブ 「ジェンダー平等」の今 内閣府事業に参加して 国連の持続可能な開発目標(SDGs)の一つ「ジェンダー平等を実現しよう」。だが先日、世界経済フォーラムが発表した男女の平等度合いを示す「男女格差指数」は、日本は153カ国中121位と過去最低を更新、……
- 2019年9月アーカイブ 届け支える手―小児・AYAの県内がん対策 9月はがん征圧月間。県は第3期(2018~23年度)がん対策推進計画で「ライフステージに応じたがん対策」の充実を掲げている。特に小児とAYA(アヤ、15~39歳の思春期・若年成人)世代のがん患者は、……
- 2019年8月~2019年9月アーカイブ 学校がつらい君へ 愛媛・不登校だった私から 「つらければ休んでもいい」「学校が全てじゃない」―。子どもの自殺が最も増えるとされる夏休み明け。県内の不登校経験者らの声を紹介し、多様な選択や生き方を伝える。
- 2019年4月~2019年8月アーカイブ 架橋 新時代の方途・しまなみ開通20年 5月1日、令和のスタートとともに20周年を迎える瀬戸内しまなみ海道。開通が沿線の島しょ部など県内にもたらした恩恵と課題を追い、関係者や住民の思いも交えながら、新時代に求められる架橋の役割を探る。
- 2019年8月アーカイブ 令和の8・6 広島原爆投下74年 「世の中が(核軍縮から)逆流している。こんな世界を子どもに残すと思うとつらい」。広島市への原爆投下から74年が経過してなお、混迷する世界情勢に被爆者は胸を痛める。昭和から平成、そして令和につないでき……
- 2019年8月アーカイブ 次代へつなぐ えひめ 戦後74年 終戦から間もなく74年。悲惨な戦争体験の風化が叫ばれ、記憶をつなごうとしている人たちの危機感は日に日に強まる。平和の大切さを次代につなげようと力を注ぐ人たちの今の思いを探った。
- 2019年7月アーカイブ あの日から 西日本豪雨1年 えひめ あの日、穏やかだった県内の風景が激変した。西日本豪雨による浸水や土砂崩れ、人的被害、住み慣れた家の倒壊…。1年が過ぎた今、被災者は何を思うのか、どう歩みを進めているのか。それぞれの現状を見つめた。
- 2019年6月アーカイブ 支援をつなぐ 九州北部豪雨被災地から 宇和島市などの支援団体が5月中旬、2017年7月の九州北部豪雨で甚大な被害を受けた福岡、大分両県の被災地を視察。現地で被災者に寄り添い続けるボランティアや、復興への歩みを進める被災者らの思いに耳を傾……
- 2019年5月アーカイブ 市民法廷の歩み・えひめ裁判員裁判10年 重大事件の裁判に市民が参加し、裁判官と一緒に有罪無罪や量刑を決める「裁判員裁判」。制度開始から21日で10年がたち、愛媛では115件の裁判員裁判で939人が裁判員に選ばれた。経験者や法曹関係者の声と……
- 2019年5月アーカイブ ニュースと憲法 愛媛から 「令和」が幕を開け、安倍晋三首相が改正日本国憲法施行を目指す2020年は目前に迫る。必要不可欠でありながら、空気のような存在で、普段意識することはあまりない憲法。働き方改革、シリア難民問題、沖縄県の……
- 2018年5月~2019年4月アーカイブ えひめ30年の「地図」 平成」が残り1年で幕を下ろす。混迷する経済、進む少子高齢化、大きく変わった市町村の枠組み、そして度重なる大震災―。愛媛の人々にとって平成とはどんな時代だったのか。12のテーマごとに毎月1回、30年を……
- 2019年3月アーカイブ 岐路の被災地 福島原発事故・現地ルポ 2011年の東日本大震災から11日で満8年を迎える。東京電力福島第1原発事故で放射能に汚染された福島県の被災地では、元の暮らしを少しでも取り戻そうと、官民挙げた復興への取り組みが続く。だが、未曽有の……
- 2019年3月アーカイブ 偽りの健康教室 愛媛・オハナ生活倶楽部事件 A容疑者らは、社債名目で県内外の約500人から約15億5千万円を違法に集めたとされる。会員の高齢者らは、いかに見たこともない同社の「社債」に数百万円以上をつぎ込むようになったか。証言を基に同容疑者ら……
- 2019年2月アーカイブ 廃炉と復興と 原発事故8年 本紙記者福島ルポ 2月上旬、日本記者クラブ取材団の一員として福島を訪問。原発構内は核物質防護の観点から厳戒態勢でカメラや携帯電話の持ち込みが制限された。とかく風化が叫ばれる中、現地で進められる廃炉と復興の現状を報告し……
- 2019年1月アーカイブ 超特急実現への道 四国新幹線構想 1964年の東京五輪開催直前に開業した東海道新幹線(東京―新大阪)から全国へ広がった新幹線。「夢の超特急」の唯一の空白地となっている四国では、官民一体となった誘致活動が活発化している。松山―新大阪を……
- 2019年1月アーカイブ 地域の明かりに えひめ在宅緩和ケア 誰にも等しく訪れる「人生の最後の時間」をその人らしく過ごせるように―。愛媛でも、地道に体制づくりに取り組む医療者が増えつつある。現在5地域に7人いるコーディネーターを中心に、県内の在宅緩和ケアの現状……
- 2019年1月アーカイブ しまなみ20年 地域結ぶ 未来見据え奔走 2人に聞く 今治市と広島県尾道市を結ぶ瀬戸内しまなみ海道が5月、開通20周年を迎える。島民の利便性が飛躍的に向上し、自転車道併設で国内外から大勢のサイクリストが来訪。一方、少子高齢化などもあり、今治市島しょ部(……
- 2019年1月アーカイブ 広がる大麻汚染 愛媛の現状 2018年、大麻事件の県内摘発者数は前年比約2・5倍増の29人(12月28日現在)となり、過去最悪となった。全国の摘発者数も18年は過去最多。薬物乱用のきっかけとなる「ゲートウエー(入り口)ドラッグ……
- 2019年1月アーカイブ 子ども食堂 県内に次々 ここ数年、「子ども食堂」という言葉を耳にする機会が増え、県内でも次々と新しい「食堂」が登場している。貧困家庭の増加という社会的背景から生まれ、運営形態や活動内容は多様化。集まる人も子どもや保護者にと……
- 2018年8月アーカイブ 平和を明日へ 広島原爆73年 広島への原爆投下から73年の月日が流れた。被爆者の高齢化に伴い、被爆体験を次代にどう伝承するかが大きな課題となっている。世界には今なお1万4千発以上の核兵器があるとされる中、その恐ろしさを伝え、平和……
- 2018年8月アーカイブ えひめ戦後73年 記憶を残す 終戦からもうすぐ73年。戦争体験者の高齢化や、当時を伝える品々の保存が問題となっている。「戦争の記憶」を次世代にどう伝えているか、現状を追った。
- 2018年6月アーカイブ 「えひめ丸」の今、これから 宇和島水産高専攻科実習 同行ルポ 米ハワイ沖でのマグロはえ縄漁を含め、年間約110日運航している「えひめ丸」。経験を積んだ宇和島水産高校(宇和島市明倫町1丁目)の卒業生はフェリーやタンカーに乗り、国内外の海上で活躍している。本年度最……
- 2018年6月アーカイブ インド洋の島で輝く スリランカの愛媛 インドの南に位置するスリランカ。5月中旬、国際協力機構(JICA)のOBらでつくる「県青年海外協力隊を育てる会」の視察団とともに訪れた。街には新旧の日本車が行き交い、至る所で「アーユボーワン(こんに……
- 2018年6月アーカイブ えひめ認知症対策 支え合う地域 25年には65歳以上の5人に1人がなるといわれる認知症。誰もがなり得る病気として関心が高まりつつあり、患者や家族を支援する認知症サポーターの人数は今春、全国で1千万人を超えた。認知症になっても住み慣……
- 2018年5月~2018年6月アーカイブ 道後再考 第1部 道後温泉本館 2019年1月以降、7年以上に及ぶ耐震改修工事が予定される道後温泉本館。脈々と息づく温泉地としての魅力やまちの歴史を探り、これからの道後を再考する。
- 2018年4月アーカイブ 10年一緒に がん患者会「おれんじの会」の歩み 「今日から一緒に歩いていきましょう」-それが始まりの言葉だった。2008年4月27日、がん患者会「おれんじの会」(現NPO法人「愛媛がんサポートおれんじの会」)の設立総会が、四国がんセンターで開かれ……
- 2018年4月アーカイブ 「子どものため」の裏で 愛媛・中学校現場の疲弊 全国の中学校教員の約6割が、月80時間の時間外労働が目安の「過労死ライン」を超えて働いている。県内でも長時間労働が深刻化しており、是正は喫緊の課題だ。学校現場の現状と対策を探った。
- 2018年3月アーカイブ 戻らない古里 福島原発事故・被災地ルポ 取り返しのつかない放射能汚染をもたらした東京電力福島第1原発事故から11日で7年になる。国は福島県内の多くの地域で避難指示を解除し、帰還政策を推し進めているが、福島県ではいまだ3万4095人(2月1……
- 2018年1月アーカイブ
愛媛のAI最前線 世界トップクラスの囲碁棋士に勝利するなど注目を集めている「人工知能(AI)」の進化が加速している。自動運転車や金融、医療、教育といった多彩な分野で研究が進み、愛媛でも活用が始まっている。
「20……
- 2018年1月アーカイブ 愛媛で暮らすということ 新しい年を迎え、何を話題にと思案したところ、人口減とそれに伴う事象は避けては通れない地域課題と受け止めました。新年の話題としては重いかもしれませんが、現実に目を向け、みなさんにも一緒に考えてほしい。……
- 2018年1月アーカイブ 災害に強い家とは 命守る「器」再確認 近い将来発生が予想される南海トラフ巨大地震では、全県で7か6強の最大震度を記録するといわれる。この巨大地震がいざ起きた際、私たちの生命を守るのは住宅だ。では、どんな家が災害により対応できるのだろうか……
- 2017年9月アーカイブ 向き合う家族 えひめ認知症介護 さまざまな病気を背景に、脳の神経細胞が死滅したり働きが悪くなったりして記憶障害や言語障害が起き、日常生活に支障を来す認知症。県内の認知症高齢者数は4月1日現在で5万4047人。2025年には65歳以……
- 2017年9月アーカイブ 広島原爆 語り継ぐ 元県在住被爆者 「原爆手帳を持ってたら就職も結婚もできんなる。けがもなく、元気なんじゃけ、結婚をめどに取ればいいんよ」-。転勤族の夫と1982年ごろから約10年間、松山市で暮らした小泉喜代子さん(74)=広島市佐伯……
- 2017年8月アーカイブ 細る戦災の記憶 えひめ・戦後72年 1945年の終戦から間もなく72年。身をもって戦争の恐怖や苦痛を体験している世代は国民の2割を切ったとされ、戦争を知らない次世代への教訓の伝承は困難さを増している。県内団体も若者の参画を模索するが、……
- 2017年8月アーカイブ 原発のまちの現在 伊方3号機再稼働1年 2016年8月12日に再稼働した四国電力伊方原発3号機(伊方町)。再稼働後に大きなトラブルはないが、地元経済への波及効果は限定的で、細長い佐田岬半島での複合災害時の住民避難には課題を抱えたままだ。1……
- 2017年8月アーカイブ 放射能を知る 伊方原発再稼働1年 伊方原発3号機が再稼働して12日で1年。福島第1原発事故を受け、愛媛など原発立地県は、放射性物質が大量に放出される事故への備えを迫られている。四電は3号機の「60年運転」を視野に入れ、2号機も再稼働……
- 2017年6月アーカイブ 「仮置き」の核燃料 乾式貯蔵施設の視察から 四国電力は伊方原発の使用済み核燃料貯蔵プールの空きが減ってきたことを背景に、使用済み核燃料を金属容器に収容する「乾式貯蔵施設」の設置検討を表明した。燃料を自然の空気循環で冷やすため電力が要らず安全性……
- 2017年5月アーカイブ 憲法から見た今 施行70年えひめ 日本国憲法が今年、1947年の施行から70年を迎えた。個人の尊厳や幸福の追求、教育や労働の権利などをうたい、国の理想像を掲げた憲法。社会状況や価値観が変わり、想定していなかった事象が多くの場面で起き……
- 2017年5月アーカイブ 新獣医学部の進路 今治市誘致 識者に問う 国家戦略特区を活用した今治市の岡山理科大獣医学部誘致。設置事業者である加計学園(岡山市)の理事長と安倍晋三首相の関係性の影響や、行政の用地無償譲渡、施設整備費負担が全国から注目されている。病原体流出……
- 2017年2月~2017年3月アーカイブ 避難自治体の6年 福島第1原発周辺首長語る 2011年3月の東京電力福島第1原発事故で避難を余儀なくされた原発周辺自治体。原発が立地する福島県双葉郡では今春、浪江、富岡両町の一部で避難指示が解除される予定で、住民の帰還が可能となるのは計6町村……
- 2017年2月アーカイブ
えひめ丸事故16年【えひめ丸事故十七回忌】
2001年2月に米ハワイ沖で宇和島水産高校の実習船えひめ丸が、招待客がかじを握って緊急浮上した米海軍の原子力潜水艦に衝突され、17歳だった実習生4人を含む計9人の命が奪わ……
- 2017年1月アーカイブ 空で結ぶ救急 県ドクターヘリ2月導入 県は2月1日、ドクターヘリコプターを初めて導入する。医療機器装備や医薬品を常備し、医師らが搭乗する「空飛ぶ救命室」だ。山間部や離島などから患者を迅速に搬送。初期治療までの時間が短縮され、救命率向上や……
- 2017年1月アーカイブ 再起に寄り添う 出所前からの就労支援 えひめ 刑務所など矯正施設の出所者にとって、出所後の仕事の有無は更生に大きな影響を及ぼす。犯罪白書(16年版)によると、15年に再入所した受刑者の7割以上が無職だった。県内では近年、出所前から就職先を紹介し……
- 2017年1月アーカイブ 県内病院の増改築特集 南海トラフ巨大地震など近い将来の大規模災害発生が懸念される中、県内の病院で老朽化に伴う耐震対策を中心とした増改築が相次いでいる。「地域住民の命を守るのは医療機関の大きな責務」(各病院担当者)と万一に……
- 2017年1月アーカイブ 特集・ドクターヘリ愛媛にも 2001年度から全国的に本格運航が始まり、県が17年2月1日に導入する予定のドクターヘリコプター。険しい山間地や島しょ部からも患者を搬送でき、医師らが救急現場と機内で治療に当たるのが特徴だ。初期治療……
- 2016年12月アーカイブ
激震への警告 昭和南海地震70年 昭和南海地震から21日で70年。和歌山県南方沖が震源のマグニチュード(M)8・0の地震で、全国で1330人の死者が出た。県内では建物の倒壊などで、明治以降の地震では最多の26人が犠牲になった。
……
- 2016年11月アーカイブ 来島海峡の悲劇 宮窪丸沈没事故70年 太平洋戦争の終戦翌年、来島海峡で今治港と宮窪港(今治市大島)を結ぶ定期船「宮窪丸」が沈没し、64人が犠牲となった。惨事から今日で70年。生存者が少なくなる中、地元では慰霊の動きも出始めた。海難審判所……
- 2016年11月アーカイブ 鉛色の海 松山沖YS11墜落事故50年 1966年11月13日午後8時28分ごろ、大阪国際(伊丹)空港を飛び立った松山行きの全日空533便YS11機が、松山空港沖に墜落した。乗客45人と乗員5人の50人全員が犠牲となった県内最悪の航空事故……
- 2016年10月アーカイブ 熊本からの教訓 地震半年、愛媛の備えは 熊本地震から14日で半年。現地では仮設住宅の建設が進む一方、倒壊家屋があちこちに残されたままで、生活再建の見通しを立てられずに不安を抱える被災者は多い。住まいの確保や住宅の解体と災害廃棄物の処理、高……
- 2014年8月~2016年8月アーカイブ もう一つの伊方・佐賀・玄海原発の「地元」は 福島の事故で全国の原発が再稼働できない状況が続いている。佐賀県でも地域経済が原発に依存する一方、住民は事故への不安を募らせており、事情が複雑に入り交じって、伊方原発を抱える愛媛県と相似形を描く。「も……
- 2016年5月アーカイブ えひめ・憲法×若者 集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法施行や高まる改憲議論、そして18歳選挙権の導入―。1946年の公布から70年を迎える日本国憲法が大きな転換点を迎えている。次代を担う若者の目には、この状況が……
- 2016年3月アーカイブ 伊方・廃炉の選択 伊方原発・再稼働問題 1977年、四国で初めて原子の火をともした伊方1号機。石油危機後のエネルギーを支え、地元経済に恩恵をもたらす一方、誘致活動は住民を分断し、原発設置の是非を問う全国初の科学裁判とされた行政訴訟に発展す……
- 2015年11月アーカイブ 過酷事故への備え・原子力防災訓練を前に 伊方原発・再稼働問題 日本一細長い佐田岬半島にある四国電力伊方原発(伊方町)での重大事故発生を想定した原子力総合防災訓練を8、9の両日、国や県が実施する。住民の命を守るための課題を探った。
- 2015年10月~2015年11月アーカイブ 「地元同意」・軌跡と帰結 伊方原発・再稼働問題 東京電力福島第1原発事故から4年7カ月余。国の原子力規制委員会が新規制基準に適合していると結論付けた四国電力伊方原発3号機の再稼働に知事の中村時広が同意した。安全性は確保されたのか、避難計画は実効性……
- 2015年7月~2015年8月アーカイブ 私らしく働き続ける~愛媛の女性管理職に聞く~ 職場で女性の活躍が注目されている。政府は成長戦略の一つとして女性の人材活用を打ち出し、「2020年までに指導的地位に占める女性の割合30%」を掲げた。一方現状では、管理職に占める女性の割合は全国平均……
- 2015年8月アーカイブ 伊方原発・再稼働問題・30キロ圏の首長に聞く 四国電力伊方原発3号機(伊方町)が原子力規制委員会の新規制基準審査に合格し、国は県や伊方町に再稼働への同意を要請している。東京電力福島第1原発事故を受けて4年以上停止している伊方3号機の再稼働は判断……
- 2014年10月アーカイブ 迫る再稼働・九州電力川内原発「地元」ルポ 四国電力伊方原発3号機(伊方町)など全国13原発20基が再稼働に向けて申請した原子力規制委員会の審査で、9月に1番手として合格した九州電力川内原発1、2号機。再稼働の次なるステップに位置付けられる「……
- 2014年10月アーカイブ 原発から「逃げる」・検証・伊方避難計画 伊方原発から30キロ圏内にある県内の全7市町は住民の避難計画を策定した。事故に備えた避難は命に直結する問題だが、再稼働を判断する上で明確な達成基準はない。どこまで実効性が担保されているのだろうか―。
- 2014年3月アーカイブ 基準地震動を解く・伊方原発 四国電力伊方原発3号機(伊方町)再稼働の前提となる原子力規制委員会の安全性審査で、核となる基準地震動(想定される最大の揺れ)に関する審査が大詰めを迎えている。四電は規制委から指摘を受け基準地震動を評……
- 2013年10月アーカイブ 松山赤十字100年のわだち・受け継がれる人道と博愛 1913年4月、日本赤十字社愛媛支部病院として誕生した松山赤十字病院(松山市文京町、渕上忠彦院長)が今年100周年を迎えた。太平洋戦争時の空襲による病院の全焼や、50年代末から続いた激しい労働争議、……
- 2013年7月アーカイブ オレンジ直下・オスプレイの飛ぶ愛媛 オスプレイが本土での訓練のため岩国基地に移動したのは6月末までに5回。四国と紀伊半島を結ぶ訓練ルート「オレンジルート」直下にある愛媛県内では5回とも目撃情報がある。夏にも予定される普天間への同機追加……
- 2013年6月アーカイブ 淡路島の教訓・愛媛・地震に備える 阪神淡路大震災から18年、4月にマグニチュード(M)6・3の淡路島地震が起きた。最大震度6弱を記録した被災地では、過疎化が進み、古い市街地が残る地方共通の災害への弱さが見える。2001年芸予地震(M……
- 2013年5月アーカイブ あかがねの山里は今・別子山村・新居浜市合併10年 「平成の大合併」の県内第1号として2003年4月、新居浜市に旧宇摩郡別子山村が編入合併され、今年で10年を迎えた。日本で2番目に小さい自治体から12万人都市の一員となった住民の生活はどう変わったか。……
- 2013年3月アーカイブ 松山道宇和島延伸1年 松山自動車道宇和島延伸から10日で1年。延伸で宇和島と松山が20分短縮の約1時間10分で結ばれただけでなく、全国各地の都市と高速道路で直接往来できるようになった。「延伸は産業活性化のチャンス」。宇和……
- 2013年1月アーカイブ 地域で暮らし続ける 小規模多機能型居宅介護の現場から Aging in Place(エイジング・イン・プレイス)―住み慣れた地域で最期まで自分らしく生きる。超高齢社会を迎え、認知症になっても障害があっても可能な限り、今までの生活の継続が支援される「地域……
- 2012年10月アーカイブ 減災・南海トラフ地震・愛媛の取り組み 内閣府が8月末、南海トラフ巨大地震の被害想定を公表した。想定される地震規模はマグニチュード9クラス。県内の建物被害は最悪の場合で約19万2千棟、死者も1万2千人に達し、従来の防災の考え方では対応しき……