新聞制作では、取材記者が書いた原稿の表記や言葉遣い、内容に間違いがないかどうかをチェックする校閲部門があります。このコーナーでは新聞の表記、校閲作業の一こま、日本語のあれこれをお伝えします。校閲あれこれ第88回 「ドレメ」は消えず国語辞典改訂の際、出版社はどんな言葉を新たに載せたのかや、収録数がどれくらいになったかをPRしますが……2023年12月6日 校閲あれこれ第87回 「かつ」か「カツ」か 書き方の原則を大ざっぱにいうと、外来語は片仮名、それ以外は漢字や平仮名となります。では、豚肉にパン粉…… 2023年11月29日 校閲あれこれ第86回 外観の対義語は? 「内」と「外」、「前」と「後」はそれぞれ対義語です。これらが同じ漢字についた「国内」「国外」、「前者…… 2023年11月22日 校閲あれこれ第85回 音より文字 「音(読み)については極めていい加減なのだ」(「金田一秀穂の心地よい日本語」KADOKAWA)-。日…… 2023年11月15日 校閲あれこれ第84回 意味は同じでも… 約30年前、職場で大先輩がお菓子を手に「おいしくてあごが落ちそう」と話しかけてきました。「落ちるんは…… 2023年11月8日 校閲あれこれ第83回 ハロウィーン?ハロウィン? 10月末の仮装などを楽しむ祭りを何と言いますか。周りの発音を聞いていると、ハロウィンと言っている人が…… 2023年11月1日 校閲あれこれ第82回 TとYとW 愛媛新聞に掲載しているクロスワードパズルのヒントに「ワイ〇〇〇、T〇〇〇」がありました。〇〇〇にはシ…… 2023年10月25日 校閲あれこれ第81回 しおはいー 「しおはいーものが食べたい」と言われ、意味が分からず「しおはいー?」と聞き返しました。発言した東予の…… 2023年10月18日 校閲あれこれ第80回 油は「ひく」 布団は「しく」 以前、「七」を「ひち」と読むか「しち」と読むかを取り上げ、「しち」が標準だが、愛媛など西日本では「ひ…… 2023年10月11日 校閲あれこれ第79回 台風とtyphoon 新聞記事や日常会話で多くの外来語が出てきますが、これとは逆に外国でも通用する日本語があります。例えば…… 2023年10月4日 校閲あれこれ第78回 ワンチャン 「ワンチャン、間違えたかも」-。テストを終えた高校生が不安げにつぶやいていました。「間違っているのに…… 2023年9月27日 校閲あれこれ第77回 戸を立てる 江戸を舞台にした宮部みゆきさんの時代小説には「静かに唐紙を開け閉(た)てして」(「日暮らし」講談社文…… 2023年9月20日 校閲あれこれ第76回 「大谷現象」辞書をも変える 「バットを2本持って打つのが本当の二刀流」―。米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手の投打の「二刀流」…… 2023年9月13日 校閲あれこれ第75回 からあげ&せんざんき 厳しい残暑が続きます。喉を潤すビールのお供に鶏の唐揚げという人も多いのでは。愛媛新聞社に入社して間も…… 2023年9月6日 校閲あれこれ第74回 自分で着ても「着付け」 夏から秋にかけては花火大会や盆踊り、月見など、浴衣で出かける機会が多くあります。自分ではうまく着られ…… 2023年8月30日 校閲あれこれ第73回 シャクゼンとしない? 「シャクゼンって知っとる?」。職場で先輩に聞かれました。「『釈然としない』の釈然っすか」と返すと「カ…… 2023年8月23日 校閲あれこれ第72回 心を耕す 8月6日、広島への原爆投下から78年となりました。犠牲者の一人に松山市出身の俳優丸山定夫(1901~…… 2023年8月16日 校閲あれこれ第71回 里帰りと帰省 お盆が近づき、愛媛に帰省する人が増えてきています。お盆と年末の風物詩の帰省は必ず新聞に載る年中行事。…… 2023年8月9日 校閲あれこれ第70回 水がなくても水際? 新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5月、季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げられてから約…… 2023年8月2日 校閲あれこれ第69回 実現する可能性はあるの? 非公開、不摂生、未策定、無所属のように「非・不・未・無」は後ろに来る語を否定します。この中で、気にな…… 2023年7月26日 校閲あれこれ第68回 100万円台っておいくら? 軽EV(電気自動車)が100万円台-。このような新聞の見出しを見て「一気に半額以下か」と驚きました。…… 2023年7月19日 校閲あれこれ第67回 〇〇職人 職人を辞書で引くと「熟練を要する手先の技術で、物を作ることを仕事をする人」(集英社国語辞典)とありま…… 2023年7月12日 校閲あれこれ第66回 濁りは避けたい 県内各地に大きな被害をもたらした西日本豪雨から、7日で5年となります。復旧は着実に進み、肱川の増水で…… 2023年7月5日 校閲あれこれ第65回 「足が早い」の対義語は? 現在、梅雨まっただ中。梅雨が明ければ、蒸し暑い夏が待っています。嫌な感じの書き出しにしたのは、食中毒…… 2023年6月28日 校閲あれこれ第64回 「知れる」は使える? A「『知れる』って記事で使える?」B「『高が知れる』とかの『知れる』じゃないですよね」A「そうそう。…… 2023年6月21日 1 2 3 4 次へ